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【レコ芸特選盤】伊藤亜美 「A」~バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番&バルトーク:無伴奏ソナタ

カテゴリ : ニューリリース 

掲載: 2016年04月08日 16:00

伊藤亜美

「レコード芸術」2016年7月号特選盤!

「…残響の長さによる音の氾濫といったことは全く感じられず、却ってそのことが音色自体に微妙な作用を及ぼしてか、いわゆる“鈴を張った”ような独自の美音を生み出している…バッハの〈シャコンヌ〉は、近頃ではむしろ珍しく15分近くをかけてじっくりと奏されており、バルトークもまた、隅々まで丹念にニュアンスを生かす行きかた。こちらの曲ではバルトーク独特の神秘的夜想曲である第3楽章〈メロディア〉を白眉とする…」
(濱田滋郎氏評より)

「…これほど残響のある録音も珍しい。そのために非常に豪奢なサウンドなのだ…〈シャコンヌ〉はモダン楽器の演奏のスマートさや力強さがあり、スピードに乗って螺旋を描くようにいくつものクライマックスへと収斂されていく。バルトークのソナタも華やか。でも多声の効果がきれいに出ていてかつ劇的。静かな第3楽章で街路を歩く子供の声が聴こえる。偶然の出来事だが、世界と一体になる音楽を目指しているらしい。興味深いアルバムだ」
(那須田務氏評より)

「一聴して印象づけられるのは、しっとりとした響きを伴うヴァイオリン。これが特徴であり魅力のポイント…こういうしなやかなヴァイオリンの録音は稀少〈90~93〉」
(神崎一雄氏録音評より)

2016年にアーティスト名を「尾池亜美」から「伊藤亜美」に変更。アルバムのタイトル「A」は、新しい姓になり新たな始まりとしてのA、「亜美」という名前のA、そしてAに続いてB, C, …と続きを生み続けたい、という願いを込めて「A」と名付けられたそうです。そしてアルバム「A」は二人の作曲家「B」の無伴奏作品により構成されます。録音は2015年10月、ウィーンの聖ヨハネ・ネポムク教会で行われました。

バッハは自筆譜に基づいたモダン楽器、モダン奏法によるアプローチ。約8秒という教会の長い残響を活かした、和音やフレーズを自然に描き出した演奏で、テンポも全曲で約33分と比較的長いものとなっています。とくに第1楽章のアルマンドはゆったりした印象を与えますが、アルマンドというタイトル自体が「歩く」速さの発想を込めたものであり、「走る」意味を込めた第2楽章コレンテとの対照が鮮やかに示されています。メロディやリズムが自然な抑揚を伴って淀みなく流れる中、総体として落ち着いたトーンをもった彼女のヴァイオリンは、まるで人間の声のように聴き手に語りかけてきます。そして終楽章シャコンヌでは壮麗なスケールをもつ楽曲のシンプルかつ堅固な構成を突き破るかのように、彼女の魂の高揚が、心の叫びが聴こえてきます。

バルトークは先のバッハから224年が経過した1944年の作品で、バッハ作品の構成を下敷きにしながら、作品内容には両大戦間の表現主義的な思潮や第2次世界大戦中の緊迫した世相、バルトークが各国で収集した民謡からの影響が色濃く反映しています。こうした緊密な構成と激しい身振りをもった作品を、彼女は卓越した技巧と多彩な音色、鋭い間合いを活かして実に生々しく、生命力豊かに描き出しています。しかも、それがフォルクローレ調に偏ることなく、フーガや三部形式といった作曲技法や作品構造が音により明快に示されています。彼女は、優勝した2009年日本音楽コンクールの本選でもバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番を選ぶなどバルトークを熱愛しており、こうした作曲家への深い理解がこのようにスリリング、かつ説得力の高い演奏を生み出したのでしょう。

このバルトークでは第3楽章を録音していたときに、戸外から下校する子供達の無邪気な声が聞こえてきそうで、実際この録音でも聴き取ることができるのですが、彼女によると「あまりに素敵で幻想的だと感じたので、子供達の声はそのまま残しています」(ライナーノーツより)とのことです。

アンコールとして、日本に戻ってから、都内スタジオで録音したバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番の緩徐楽章が添えられています。
(タワーレコード)

【収録内容】
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
バルトーク:無伴奏ヴァイオリンソナタ Sz.117 BB 124

録音:2015年10月26-27日 聖ヨハネ ネポムク教会(ウィーン)
レコーディングエンジニア:山田哲広

[アンコール]
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番より第3楽章 ラルゴ
録音:2016年3月30日  紀尾井町スタジオ
レコーディングエンジニア:元木一成

伊藤 亜美 Ami Ito
3歳よりヴァイオリンを始める。東京藝術大学附属高校、同大学音楽学部卒業、安宅賞、アカンサス賞、同声会賞受賞。スイス・ローザンヌ高等音楽院修士課程修了。イギリス・王立北音楽院IADコース修了。これまでに山下真澄、ハビブ・カヤレイ、石井志都子、澤和樹、ジェラール・プーレ、オレグ・クリサ、ピエール・アモイヤル、ヤイル・クレスの各氏に師事。ロームミュージックファンデーション、明治安田クオリティオブライフ奨学生。

第11回江藤俊哉ヴァイオリンコンクール第1位。第78回日本音楽コンクール第1位、聴衆賞(岩谷賞)ほか受賞。第2回RNCMマンチェスター国際ヴァイオリンコンクール第1位、委嘱課題曲最優秀演奏賞。第12回カール・フレッシュ国際ヴァイオリンコンクール第2位。

日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、ジュール交響楽団、他国内外のオーケストラと共演。また国内のみならず、イギリス、スイス、セルビア、韓国、中国等でもリサイタルを開催。

2016年よりアーティスト名を『尾池亜美』から『伊藤亜美』に変更。

2014年に「French Romanticism」、2016年に「A」と題するCDをリリース。

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