こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

注目アイテム詳細

ディープ・パープル黄金期ラインナップによる70年代ライヴ作品

Deep PurpleDeep Purple_2

 

祝!ロックの殿堂入り!ディープ・パープル来日記念SHM-CD復刻>>>

 

ディープ・パープルの長きに渡るキャリアの中でもとりわけ評価の高い、リッチー・ブラックモア、イアン・ギラン、ロジャー・グローヴァー、ジョン・ロード、イアン・ペイスのディープ・パープル黄金期によるMK-Ⅱラインナップが1972年3月1日に行なったデンマーク・コペンハーゲン公演は、彼らの傑作アルバム『マシン・ヘッド』(72年3月)リリース直前の演奏が聴けるという意味でも大変貴重である。もちろん同アルバムは前年の末にほぼ完成しており、「ハイウェイ・スター」「レイジー」「スペース・トラッキン」の3曲はここでのステージでも取り上げられ、圧倒的なパフォーマンスを繰り広げている。特典として1973年5月29日NY公演からの「ストレンジ・カインド・オブ・ウーマン」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「スペース・トラッキン」を収録。さらに71年にスイスで放送されたTVドキュメンタリー映像“ディープ・パープル&ザ・ミュージック・レヴォリューション”(約11分間のモノクロ)を初収録。モントルー公演からのライヴ抜粋とメンバーやファンへのインタビューで構成されており、文字通りドキュメンタリーとしての価値が非常に高いものとなっている。

ヴォーカリストがロッド・エヴァンスからイアン・ギランに、ベーシストがニック・シンパーからロジャー・グローヴァーに交代しての最初のオリジナル・スタジオ・アルバム『イン・ロック』によって、黄金時代の扉を開いたMK-Ⅱディープ・パープル。その彼らが同作発表直後に行なったツアーから、伝説のスウェーデン・ストックホルム公演(1970年11月12日)をピックアップしたのが本作である。「スピード・キング」や「チャイルド・イン・タイム」といった当時最新のナンバーに、初期レパートリーやローリング・ストーンズのカヴァーなどが混じる興味深い選曲もさることながら、最新のデジタル・リマスター、同年のパリ公演から抜粋されたオーディオ・トラック、ジョン・ロードのインタビュー音源追加等、アルバムとしての質と量がさらにアップ。また、DVDには特典映像として、70年英グラナダTV放送用の演奏を初収録! 希少性の高さと演奏の素晴らしさを兼ね備えたライヴ・アルバムに仕上がっている。

イアン・ギランとロジャー・グローヴァーが脱退するも、新たにデヴィッド・カヴァーデイル(リード・ヴォーカル)とグレン・ヒューズ(ベース、ヴォーカル)を新メンバーに迎え入れ、全盛期にも劣らぬパワーとテクニックで輝き放ったMK-Ⅲ。ブラックモアとカヴァーデイルの両雄が並び立っていた時期が短かったことも、その価値を高める要因となっている。本作は同ラインナップが行なった1975年の欧州ツアーから、4月7日フランス・パリ公演の模様を完全収録。音源はオリジナル・マスター・テープ(マルチトラック録音)を使用した上でデジタル・リマスタリングも施したものとなっており、オープニングの「紫の炎」からラストの「ハイウェイ・スター」まで、MK-Ⅱ~Ⅲにかけての代表曲が迫力ある音で堪能できる。そして19分にも及ぶ「ユー・フール・ノー・ワン」にはジョン・ロード、リッチー・ブラックモア、イアン・ペイスのソロが収録されている。ディスク2の最後に収録されたメンバーのインタビュー音源は1975年当時のもの。

トミー・ボーリン(リード・ヴォーカル)とグレン・ヒューズ(ベース、ヴォーカル)を擁したMK-Ⅳによるライヴ音源のうち、ケガで不調だった時期もあるボーリンが絶好調だった時の演奏を味わえるのが本作だ。イギリスのラジオ番組“キング・ビスケット・フラワー・アワー”放送用に録音されたオープン・リールのテープをマスターにしているため、音質の良さも折り紙つき。最新のデジタル・リマスターによって、その魅力はさらに倍増している。2枚組のCDに収録されているのは、1976年2月27日に行なわれたカリフォルニア州ロングビーチ・アリーナ公演を中心に、一部が同年1月26日マサチューセッツ州スプリングフィールドからの抜粋である。その演奏はなんといっても、往年の代表曲から、当時最新アルバムだった『カム・テイスト・ザ・バンド』からのナンバーまで、ファンキーさを加えて多様性と柔軟性を増したMK-Ⅳなりの個性で表現している点が聴きどころだ。パープルの全盛期はMK-Ⅱ~Ⅲというリスナーにこそおすすめしたい、問題作にして傑作ライヴ!!

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2016年03月03日 19:48

更新: 2016年06月07日 20:00