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ベン・ワット、31年振りとなった前作に続く新作

長年の友人であり前作でもコラボレーションした元スウェードのバーナード・バトラーが参加!

Ben Watt

31年振りのソロ・アルバム『ヘンドラ』をリリースして2年、元エヴリシング・バット・ザ・ガールの顔として、また90年代にはオルタナ・ポップ・シーンの代表的存在として大成功を収めたベン・ワットがアルバム『フィーヴァー・ドリーム』をリリースする。

今作アルバムはセルフ・プロデュースで制作され、ロンドンの有名スタジオ、RAK Studio 2にてレコーディングされた。マスタリングにはボブ・ラドウィグ、エンジニアにはブルーノ・エリンハムを起用し前作『ヘンドラ』の疾走するフォーク・ジャズは継承され、ソウルフルで歪んだロックとフレッシュな激しさという新たな側面が今作では生かされている。長年の友人であり前作でもコラボレーションした元スウェードのバーナード・バトラーが今作でも参加、ボストンのシンガー・ソングライター、メリッサ・ナドラーとヒス・ゴールデン・メッセンジャーのM.C.テイラーも参加している。

「メリッサ・ナドラーの歌声はゴシックで透き通っているんだけど柔らかくて、深いんだよ。彼女がアルバムの最後の曲“New Year of Grace”にぴったりだと思ったんだ。その曲はアルバムの最初の曲“Gradually”のアンサー・ソングでもあるんだけど。彼女はロンドンに24時間しか居ないっていうから、Twitter でメッセージを送ったら、引き受けてくれたんだ」とメリッサ・ナドラーとの共演についてベン・ワットは言う。更に他のコラボレイターに関してもベンは語る「今自分が持っている関係性をより深めたいと思ったんだ。2年間もバーナード・バトラーとツアーをしてライブをやってきて強い絆を作る事ができた。俺達は感傷的にならずに熱心にそして自然発生的に音楽を作ってきた。俺達は少人数で小さな部屋の中でライブをしながら曲を作ったんだ。ドラム/パーカッションは長年の盟友マーティン・ディッチャム(エルトン・ジョン、ローリング・ストーンズ、シャーデーなど)、レックス・ホラン(ローラ・マーリン)と一緒にやってフォークやジャズ、ロックといった垣根を飛び越える事ができたんだ」

今作に関してベンは「ツアーから戻った後、自分の人生と向き合ったんだ。親友はどこかに行ってしまって、自分自身の大切な関係性が試されたんだ。俺は愛がどのように移り行くのか、何を耐え忍び、どの様に向き合うのか、そういった事の断片を切り取りたいと思ったんだよ。そして、それが曲になったんだ。幾つかの曲はダークで困難に溢れた曲で他の曲はソフトで希望に溢れた曲だよ。アルバムの前半はへヴィーで後半は軽快と言えるかな。只単に曲を集めたというよりは変わっていく感覚を表したアルバムなんだ。今までこんな事はやった事なかったけどね。」と語っている。

 

タグ : UK/US INDIE

掲載: 2016年02月09日 17:59

更新: 2018年01月18日 10:30