こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

注目アイテム詳細

ポップ・マエストロの帰還!ジェフ・リン&ELO最新ライヴ映像

Jeff Lynne

ギネスブックに“最も多くの全米トップ40ヒットを飛ばしたグループ”として掲載されたこともあるELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)の中心人物であるジェフ・リンが自らの輝かしいキャリアを改めて振り返るスペシャルなライヴを繰り広げた。2014年9月14日、ロンドンのハイド・パークでBBCラジオが主催した“フェスティヴァル・イン・ア・デイ”のヘッドライナーとして28年ぶり(!) にELOとして出演したときの模様が映像作品でリリースされることになったのだ。

歴史的なステージは「オール・オーヴァー・ザ・ワールド」に始まり「エヴィル・ウーマン」「ストレンジ・マジック」「10538序曲」「見果てぬ想い」「ターン・トゥ・ストーン」「ドント・ブリング・ミー・ダウン」「テレフォン・ライン」「ミスター・ブルー・スカイ」「ロール・オーヴァ・ベートーヴェン」といったヒット曲の数々を立て続けに披露していくのだから観客はたまらない。その熱烈な反応もしっかりと収められている。また熱心なファンに応えるかのようにトラヴェリング・ウィルベリーズの「ハンドル・ウィズ・ケア」までもが歌われる。
バックのメンバーもELOの黄金時代を共に作り上げ、現在でも一緒にやることの多いキーボードのリチャード・タンディーを中心に最高のコンビネイションを聞かせてくれる。 他のメンバーは、全体の音楽監督をつとめ、ここではギターを弾いているのがマイク・スティーヴンス、そしてもう一人のギターがイギリスを代表するセッションマンのミルトン・マクドナルド。ベースはイッツ・バイツで活躍し、現在はコンポーザーとしても活動するリー・ポメロイ、そしてドラムスはドノヴァン・ヘプボーンという腕利き連中。ちなみにミルトン、リー、ドノヴァン等はイギリスでは大人気を持つゲイリー・バーロウ(元テイク・ザット)のバック・バンドでもあり、間違いなく現在のトップ・セッション・ミュージシャンたちだ。

こうしたELOの音楽を聞きながら育ったようなミュージシャンたちをベースにした編成でみごとに、かつてのあの華麗でポップ・センスに満ちあふれたサウンドを再現していく。さらにBBCオーケストラが、曲にふさわしくゴージャスなサウンドで包み込み、より華やかなものとしている。また通常のフェスなどでは考えられないほどステージ・セットも完全にELO仕様に作られ、バックにはトレードマークの宇宙船が浮かび上がったり宇宙の光景が描かれたりと、スペーシーなELOサウンドと共に、よりマジカルでファンタスティックな世界へと連れて行ってくれる。

さらにファンを喜ばせてくれるのが彼のキャリアを振り返ったドキュメンタリーで、錦鯉が泳ぐ自宅でのリラックスした様子にはじまり、初めて父親から買って貰ったギターを見せてくれたりしながら長いキャリアを振り返っていく。アイドル・レース、ザ・ムーヴといった60年代ブリティッシュ・ロック・ファンには嬉しい名前に始まりELOとして次々と大ヒットを飛ばしていく時代を振り返る。さらにプロデューサーとして関わったポール・マッカートニーやトム・ペティ、リンゴ・スター、ジョー・ウォルシュらが、心のこもったコメントを加えて、人となりを描き出していく。ジェフ・リンという男を通したロック史の一断面が見えてくるようであり、これを観ることでさらにライヴ映像が胸に深く染み込んでくるような感触を味わうことができるはずだ。

タグ : リイシュー

掲載: 2015年07月02日 19:55

更新: 2015年08月10日 19:00