ヨハンナ・マルツィお得意のモーツァルトの協奏曲第3&4番が放送局正規音源より登場!

大好評、ヘンスラーのSWRアーカイヴ復刻シリーズからマルツィの第2弾が登場!収録曲は、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番と第4番で、ハンス・ミュラー=クライ指揮、SWRシュトゥットガルト放送交響楽団との録音です。マルツィは今もなお屈指の人気を誇るヴァイオリニストの一人ですが、活動期間の短さもあいまって、残された録音は貴重と言え、この正規初出音源はマルツィ・ファン狂喜と言えます。いずれの録音もモノラルながら非常に良好な音質で、リマスタリングも万全です。
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218はマルツィが愛奏した作品の一つで、1952年11月にオイゲン・ヨッフム指揮、バイエルン放送交響楽団とのセッション録音がありますが、当音源は1956年10月に放送用にセッション録音されたものです。非常にふくよかな音色を奏でる演奏は一聴後に心打たれてしまうほど衝撃的で、マルツィ全盛期の演奏を堪能できます。一方、ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216は、EMIとの契約後の1954年6月にヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮、フィルハーモニア管弦楽団とセッション録音した名盤をはじめ、1961年11月にウィレム・ヴァン・オッテルロー指揮、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団とのライヴ録音など複数の音源が残っておりますが、当録音は1962年12月4日のシュトゥットガルトでのコンサート・ライヴです。このときの使用楽器は、マルツィの再婚相手ダニエル・シューディより贈られた1733年製のカルロ・ベルゴンツィ「タリシオ」で、のびやかな美音を聴かせてくれます。マルツィは、その後のレコーディングにはすべてこの楽器を使用したと言われているので、一番のお気に入りの楽器での録音ということも注目と言えましょう。マルツィの第1弾(メンデルスゾーン、ブラームスの協奏曲/94226)と併せてお楽しみください。
【収録曲目】
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218(24’14”)
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216(23’29”)
【演奏】
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
ハンス・ミュラー=クライ(指揮)
SWR シュトゥットガルト放送交響楽団
【録音】
順に、1956年10月4日/ヴィラ・ベルク(セッション)
1962年4月12月/シュトゥットガルト、リーダーハレ(ライヴ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2015年01月21日 16:00