ジェスロ・タル『ウォーチャイルド』発売40周年記念盤

幻の音源を加え、スティーヴン・ウィルソンによる最新による最新ミックスが5.1サラウンド、及びステレオも収録された豪華2CD+2DVDパッケージで登場。
■1974年に発表されたジェスロ・タルの『ウォーチャイルド』。元々この作品は、戦渦をテーマにした映像とサウンドトラック・アルバム、そして新作スタジオ・アルバムからなる多面的プロジェクトとなるはずだったという。しかし、その年の10月にリリースされたのは、新作スタジオ・アルバムであるコンセプト・アルバム1作のみで、映画とそのサウンドトラックはお蔵入りとなった。
■全米2位、全英15位を獲得した本作『ウォーチャイルド』は、大作志向の呪縛から解き放たれ、ポップな面も顔を覗かせており聴きやすい作品となっているとされる。実際アルバムからは「Bungle In The Jungle」といったラジオ・ヒットも誕生している。そのアルバムの発売40周年を記念したアニヴァーサリー・エディションが2014年11月、遂に発売となる。
■本40周年アニヴァーサリー・エディションには、オリジナル・アルバムの他、3曲の未発表曲(「Tomorrow Was Today」、「Good Godmother」そしてアルバム完成後に録音されたという「WarChild」の別アレンジ・ヴァージョン)が収録されている。さらに、サウンドトラックの為にレコーディングされたオーケストラ音楽が10曲収録されている。1973年と1974年にセッションの合間を縫って録音されたオーケストラ音楽のうち、2002年にリリースされた『ウォーチャイルド』のリイシューに「WarChild Waltz」が収録されていたが、今回初めて世のジェスロ・タル・ファンは、他のオーケストラ楽曲を聴く機会が与えられるのである。
■これまでのジェスロ・タルのリイシュー同様、スティーヴン・ウィルソン(ポーキュパイン・ツリー)が5.1サラウンド、及びステレオ・ミックスを手掛けている。
【本作の注目ポイント】
★オリジナル・アルバムと3曲の未発表曲は、最新の5.1サラウンドとステレオ・ミックスで収録。
★映画のサウンドトラックの為に作られた10曲のオーケストラ楽曲(うち9曲が未発表)のうち、4曲が5.1サラウンドとステレオ・ミックスで収録。
★オリジナル・アルバムのオリジナルLPミックスから変換した96khz/24bitステレオに4チャンネルステレオ(Quadrophonic)。
★「The Third Hoorah」のプロモ・フッテージ映像、及び1974年のフォト・セッション&『ウォーチャイルド』プロジェクトの記者会見の模様を収めたフッテージ映像。
★アルバムの準備及びレコーディング過程をつぶさに記録したテキスト、映画のシノプシス、イアン・アンダーソンにより曲解説、さらに多数のレア写真、未発表写真を使用した80ページのブックレット。
■40年経って初めて明らかになった『ウォーチャイルド』の一面と語られてこなかった物語が今、最新ミックスで蘇る!
タグ : リイシュー
掲載: 2014年11月17日 18:52