注目アイテム詳細

英国メディアが絶賛!静かにアツいSSW、ルーク・シタル=シン

Luke Sital-Singh

 

NME、The Guardian、The Independent、BBCレディオなどで絶賛され、人気も注目度もじわじわと上昇中のシンガー・ソングライター、ルーク・シタル=シン。 誰もが心惹かれるのは、その「声」と「歌心」。時には震えるように儚く、時には振り絞るように力強く自らの想いを詞にのせる彼の歌は、ボン・イヴェールや ニール・ヤング、またダミアン・ライスにも比較され、聴く者の心を揺さぶるのだ。

待望のフル・アルバムは、スノウ・パトロールやジェイク・バグなどと仕事をしてきたイアン・アーチャーがプロデュース。彼との出会いは一つの「セレンディピティ」だったと言う。ブライトンの大学で音楽を学んでいた当時19歳の彼は、最初の授業のときにその前の晩に作った曲を持っていったという。そしてその授業をたまたま担当したのが、イアン・アーチャーだった。

その授業で「誰か曲を演奏してみないか」とイアンが呼びかけたところ、「普段だったら絶対そんな事をしない」ルークが手を挙げたのだった。そこからイアンはルークに興味を抱き、またルークも彼との個人レッスンをできるだけ多くとるようにしていった。そんな中、もう一つの「セレンディビティ」が起きた。やはり大学に来ている講師の中に、ジョシュ・リッターを見出したA&Rがいて、その彼女との個人レッスンも出来るだけとるようにしたルークはその1年後、何とジョシュ・リッターとのオープニングを務める機会を与えてもらったのだった。

14歳か15歳の時に初めてダミアン・ライスの『O(オー)』を聴いたとき、雷に打たれたような衝撃を感じたというルークは、そこから自分でも歌を作る事になり、またダミアン・ライスからレイ・ラモンターニュ、ジョシュ・リッター、さらにはニール・ヤングやブルース・スプリングスティーンまで遡って聴くようになったと言う。

繊細なバラードから、希望が力強く響く楽曲まで、このアルバムではまるで感情がローラーコースターに乗ったかのように上下左右に激しく揺さぶられる。そしてどんな歌の中心にも、ルークのある時には美しく、傷ついた様でもあり、またある時はとてつもなく、挑戦的でもある声がある。英国が生んだ、繊細だけど力強い歌心。この「声」と「歌心」が今、人々の心を震わせる。

 

掲載: 2014年08月29日 13:28