赤ちゃんの感性を豊かにする作品『耳を育てる栄養素ド』
『耳を育てる栄養素ド』は、0歳から3歳までを対象とした、多様な楽器の音色や、リズム、そしてハーモニーの心地よさに触れることを目的としたCD。絶対音感と言われる“「ド」の音を聴いて「ド」と言える能力”を身につけるためのトレーニングではなく、響きの中あるいは旋律の中で、音をどのような色として、また感覚として捉えることができるかという部分に焦点を当てました。収録した20曲は、ふんだんに「ド」の音が使われていますが、色で例えば同じ赤でも朱色やオレンジ寄りなど多彩なバリエーションがあるように、「ド」を取り巻く響きが異なれば「ド」自体の表情が変わります。そんな不思議な音と音楽の関係に触れ、多くの可能性を秘めた乳幼児期のひとつの体験として、音楽との関わりを育み赤ちゃんの感性を豊かにする音環境を提供する『耳のための離乳食』として活用いただける作品となっています。
今回楽曲制作を手掛けたのはオーケストラ・アレンジャーとしても多くの劇伴制作に携わる信澤宣明。ピアノは、主に幼稚園、保育園、小学校を対象に演奏活動を展開している小井塚ななえ。偏ったジャンルを聴かせたり正解を教えるのではなく、子どもが1番感覚を研ぎすまし全力で行う「遊び」の中で多様な音や音楽を提示するようにしています。
【ブックレットイメージ】

掲載: 2014年08月11日 18:17