ロリン・マゼール～クリーヴランド管弦楽団デッカ録音全集（19枚組）

1970年にジョージ・セルが亡くなった後、クリーヴランド管弦楽団の音楽監督についたのがロリン・マゼールでした。マゼールはウィーンに行くまでの約10年の間に、厳しいトレーニングによりセル時代の規律を取り戻し、見事なオーケストラに戻すことに成功したのでした。完璧なアンサンブルを駆使したマゼールは、様々な作品の真髄を抉り出すような凄絶の限りをつくした音楽を作り出し、数々の名盤を生み出していったのです。ドビュッシーやラヴェルなどフランスものからガーシュイン、そしてブラームスの交響曲全集まで収録した、マゼールの大きな変革をとらえた時代の録音です。（ユニバーサルIMS）
【収録曲目】
[CD1］ドビュッシー：海, 夜想曲, イベリア［録音：1977～1978年］
[CD2］ラヴェル：遊戯, バレエ『ダフニスとクロエ』(全曲) ［録音：1974&1978年］
[CD3］レスピーギ：ローマの祭り, ローマの松, R=コルサコフ：歌劇『金鶏』組曲［録音：1976&1979年］
[CD4］プロコフィエフ：交響曲第5番, R=コルサコフ：ロシアの復活祭序曲, スペイン奇想曲［録音：1977&1979年］
[CD5］グリンカ：ルスランとリュドミーラ序曲, R=コルサコフ：シェエラザード, スクリャービン：交響曲第4番 『法悦の詩』［録音：1975, 1977&1978年］
[CD6～7］ベルリオーズ：レクイエム, イタリアのハロルド～ケネス・リーゲル(T) ロバート・ヴァーノン(Va)［録音：1978&1977年］
[CD8］ビゼー：アルルの女第1&2組曲, 子供の遊び, フランク：交響曲ニ短調［録音：1978, 1979&1976年］
[CD9～10］プロコフィエフ：バレエ『ロメオとジュリエット』(全曲) ［録音：1973年］
[CD11～13］ガーシュウィン：歌劇『ポーギーとベス』(全曲)～ウィラード・ホワイト(ポーギー)レオーナ・ミッチェル(ベス)バーバラ・ヘンドリックス(クララ)他［録音：1979年］
[CD14］ガーシュウィン：パリのアメリカ人, キューバ序曲, ラプソディ・イン・ブルー～アイヴァン・デイヴィス(P) ［録音：1974年］フランク：交響的変奏曲～パスカル・ロジェ(P) ［録音：1976年］
[CD15～17］ブラームス：交響曲第1～4番, 悲劇的序曲, 大学祝典序曲, ハイドンの主題による変奏曲［録音：1975&1976年］
[CD18］ヴェルディ：歌劇『オテロ』よりバレエ音楽(第3幕)歌劇『ドン・カルロ』よりバッロ・デラ・レジーナ(第3幕)歌劇『シチリア島の夕べの祈り』～バレエ音楽『四季』(第3幕)歌劇『運命の力』序曲, ベートーヴェン：『プロメテウスの創造物』序曲, ベートーヴェン：ローマの謝肉祭［録音：1974&1975年］
[CD19］エルガー：チェロ協奏曲, チャイコフスキー：ロココ風の主題による変奏曲, カプリッチョ風小品ロ短調Op.62～リン・ハレル(Vc) ［録音：1979年］, ロッシーニ：歌劇『どろぼうかささぎ』序曲［録音：1975年］
【演奏】ロリン・マゼール(指揮)クリーヴランド管弦楽団
【録音】1974～1979年