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7.ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー~「LFJ2014」10人の作曲家 

LFJチャイコフスキー

毎年、恒例となりました「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭」。2014年のテーマは10回記念「祝祭の日~Jours de Fêtes~」。
10人の作曲家たちが10回目を祝うパーティに集まる、ことをルネ・マルタンはまず考えました。そして付けられたのが「Jours de Fêtes(ジュール・ド・フェット)」というタイトル。「Fêtes」は「Festival=祝祭」を意味し、「Jours」は「La Folle Journée」の「Journée」と同じく「日」を意味します。
これは、フランスの映画監督・俳優であるジャック・タチのコメディ映画「Jour de Fête(邦題:のんき大将脱線の巻)」から引用したもの。コミカルで、観ると幸せになるイメージをルネはそこに重ねたのです。1949年の公開当時、本作はモノクロ上映でしたが、実はフランス最初の長編色彩映画として撮影されていました。その革新性も、ルネ・マルタンを刺激したのかもしれません。また、フランスで若者が「フェット(Fête)しよう」と使うときは「パーティしてはじけよう」という意味があります。
10回目を迎える「熱狂の日」。ぜひ一緒にフェットしましょう!(東京国際フォーラム)
ルネ・マルタンが紹介する10人の作曲家たち 7
奥深いロシアの魂が響く感動の演出家
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
広大なロシアの大地や深い魂を感じさせる、なんという強い音楽でしょうか。チャイコフスキーの作品を聴くたび、私はそのように感動してしまうのです。彼は真に「ロシアの偉大なる魂」を音楽で表現している作曲家だと言えるでしょう。しかもその魂はとても奥深いところにあり、なかなか心を開いてくれません。ですから私たちにとってチャイコフスキーの音楽はとても貴重な架け橋でもあるのですね。彼が生み出した偉大な交響曲や協奏曲をご存知の方も多いでしょうけれど、多くのピアノ曲や心が揺さぶられる宗教音楽など幅広いジャンルに名作を残しています。そうした彼の精神を受け継いだ友人のラフマニノフも、同じような感動を私たちに与えてくれるでしょう。
演奏される曲目
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
同:バレエ組曲《白鳥の湖》
同:バレエ組曲《くるみ割り人形》
同:イタリア奇想曲Op.45
同:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
同:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
同:ピアノ三重奏曲イ短調Op.50《偉大な芸術家の思い出に》、ほか
ラフマニノフ:交響詩《死の島》
同:ヴォカリーズOp.34-14
同:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
同:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
同:パガニーニの主題による狂詩曲Op.43、ほか

カテゴリ : ニュース

掲載: 2014年02月24日 16:00