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故・長岡鉄男氏絶賛の「エヴェレスト」が驚異の音質で蘇る! オリジナル35ミリ磁気フィルムよりSACDハイブリッド化

エヴェレスト・レーベルは1950年代後半に、ハリウッド映画と同じ35ミリ磁気テープを用いて、ステレオ最初期ながら驚異的な音の良さで世界のオーディオ・ファンを興奮させました。日本でも故・長岡鉄男氏が激賞して紹介したため、今日でも伝説のレーベルとして特別な存在となっています。長くカタログから消えていましたが、今回オリジナル35ミリ磁気テープからSACDリマスタリングを施し、50年以上前の録音とは信じ難い鮮明なサウンドを蘇らせました。楽器の分離の良さ、生々しさもさることながら、驚くべきエネルギーに圧倒されます。最新の録音に優るとも劣らぬレンジの広さ、情報量の多さ、歪みの少なさはオーディオ・ファイルとして理想的。初めて聴かれる方々も、その鮮烈なサウンドにショックを受けるはず。約50点あるエヴェレストのカタログを順次リリースする予定となっていますが、第1回は伝説の「コロボリー」をメインに、長岡鉄男氏が推薦した5タイトルを厳選。ジャケットもカップリングもLP発売時のままを再現。ファンにもたまらない装丁になっています。これらのディスクはライセンスでキングインターナショナルが独占制作・販売しております。輸入盤は存在しませんので、予めご了承下さい。

あの「コロボリー」が鮮やかに蘇った!
①アンティル:バレエ組曲「コロボリー」
②ヒナステラ:バレエ音楽「パナンビ」
サー・ユージン・グーセンス(指)ロンドン交響楽団
録音:1958年8月ステレオ/ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール(ロンドン)
エヴェレストといえばコロボリーというほど、このレーベルの代名詞となっている伝説の名盤。故・長岡鉄男氏が生涯にわたり超優秀録音として激賞し続けた凄さは、今日でも全く色褪せておらず、さらにSACD化でますます強力なものに生まれ変わりました。「外盤A級セレクション」では『マルチマイクでミキシングしてアンペックス300(2トラック)で録音したものだが、鮮度の高さ、情報量の多さ、分離、音場感は抜群である。ffはスペアナで見る以上に強烈である』と述べられています。作曲者ジョン・アンティル(1904-1986)はオーストラリアの作曲家。原住民アボリジニーの儀式から受けた強烈な印象を描いています。打楽器を多用した大編成のオーケストラによる原色的響きが新鮮です。

音の原色の連続。ストコフスキー・サウンドがかくもリアルに再現された!
①スクリャービン:法悦の詩Op.54
②アミロフ:交響的ムガム「キュルド・オヴシャリ」
レオポルド・ストコフスキー(指)ヒューストン交響楽団
録音:1959年3月ステレオ/ヒューストン
ストコフスキーによる極彩色オーケストラ・アルバム。「外盤A級セレクション」では「演奏はストコフスキーらしく、スクリャービンも法悦というよりはテレビ演説みたいな賑やかさがあるが、録音は鮮烈で情報量が多く歪みは少なく音像は驚くほど小さく輪郭鮮明、しっかり定位し、音場も広い。アミロフの曲の方が更にワイドでダイナミック」と述べられています。フィクレト・アミロフ(1922-1984)はアゼルバイジャンの作曲家。中近東風のエキゾチックな音楽が魅力。

アナログ録音の音の良さを極限まで突き詰めたのが35mm録音
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
サー・ユージン・グーセンス(指)ロンドン交響楽団
録音:1959年5月ステレオ/ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール(ロンドン)
長岡鉄男氏の愛弟子・炭山アキラ氏によれば『この音源が持つケタ外れのエネルギー感と音像の実体感(特に5楽章の鐘がすごい)、噴き出す溶岩のような熱さと重量感を、文字通り全身に浴びたくなる。この圧倒的な実在感は、エヴェレストが試みた35mm映写フィルムに磁性体を塗ったテープを用いた超弩級の録音システムなくしては後世へ残すことのかなわなかったものであろう。俗に「アナログ録音の方がデジタルよりも音が厚い」といわれることがあるが、それを極限まで突き詰めたのが35mm録音といって差し支えないだろう。』

ハリウッド映画を彷彿させる雄大で極彩色の情景
グローフェ:①組曲「グランド・キャニオン」
②ピアノ協奏曲
ヘスス・マリア・サンロマ(Pf)②
ファーデ・グローフェ(指)ロチェスター・フィル
録音:1959年2月ステレオ/ロチェスター
ハリウッド映画を思わせるオーケストラの大スペクタルで有名なグローフェの「グランド・キャニオン」。作曲者指揮による1959年録音という世にも貴重な資料。各楽器の音が立ち上がり、クライマックスでは極彩色のゴージャスなサウンドを楽しめます。カップリングは珍しいピアノ協奏曲。プエルトリコの天才ピアニスト・ヘスス・マリア・サンロマへ捧げられた曲で、初演と録音も彼が独奏を担当しています。

録音現場の熱気や楽員の集中力までも現代へそのまま残すことに成功
①ショスタコーヴィチ:交響曲第9番変ホ長調Op.70
②プロコフィエフ:組曲「キージェ中尉」Op.60
サー・マルコム・サージェント(指)ロンドン交響楽団
録音:1959年10月ステレオ/ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール(ロンドン)
ショスタコーヴィチが現役で活躍中の1950年代後半に録音された貴重な記録。長岡鉄男氏の愛弟子・炭山アキラ氏によれば『楽器の1本ごとが前進すれば手で触れられそうな実体感を聴かせ、ぐいぐいと聴くものを引っ張る推進力には圧倒される。現代の最新デジタル技術も極めて高度な収録を可能にしているが、半世紀前のアナログ録音が持つこの厚みと実体感はデジタルにとって望んでもなかなか得られないものといってよいだろう』

類別:新品發布

掲載: 2014年02月17日 18:30