ポール・ロジャース、豪華メンバーとのセッションによる新作

40年にわたるキャリアを誇る、‘ザ・ヴォイス’ポール・ロジャース。フリー、バッド・カンパニー(先日まで全米ツアーを敢行、数十万の観客を動員)、ザ・ファーム(ジミー・ペイジとのプロジェクト)での輝かしい歴史は勿論、フレディ・マーキュリー没後のクイーンにも電撃参加。その実力の確かさを知らしめた。通算アルバム売上は何と9千万枚!
そんなポールが若き日に聴いていた、オーティス・レディング、ブッカ―T & MG's、テネシー、メンフィスといったソウル・ミュージック。数多くの傑作を生みだしたメンフィスにあるウィリー・ミッチェル所有のザ・ロイアル・スタジオで、彼が行った新作レコーディングは、オーティス、サム&デイヴ、アル・グリーンらとの録音を実際に行ったアーティストたちとのセッションだった。60~70年代のソウル、R&Bの楽曲を中心とした収録曲は、正に‘ザ・ヴォイス’の本領発揮。その類まれなる歌声は更なる深化を遂げている。
掲載: 2013年11月26日 19:07