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ウォッシュト・アウト、ドリーミーでトロピカルな新作&アーネストのTOP 5 INDIE ALBUMを紹介

Washed Out

 

「この前のアルバムはある意味ミニマルでモノクロなものだったよね。そうした潜在意識が新しいアルバムのサウンドの大きなインスピレーションとなったんだ。だから、僕は始めからこのアルバムをオプティミスティックで、真昼のアルバムのようなサウンドにしたかったんだ。前のアルバムはちょっとノクターナルな様に感じたんだよね。だから、美しい自然の中で外にいるようなイメージを持ってアルバムを作ったんだよ」-アーネスト・グリーン(=ウォッシュト・アウト)

J.R.R.トールキンの「中つ国(ミドル・アース)」やC.S.ルイスの『ナルニア国物語』、ヘンリー・ダーガーの『非現実の王国で』などで描かれる架空の世界と同種の事象を探求する当アルバム『パラコズム』で、アーネスト・グリーンはベン・アレン(アニマル・コレクティヴ、ディアハンター、MIA、ナールズ・バークレー他)をプロデュースに再度起用。コンピューターやシンセに加え、メロトロンやチェンバリンといったオールドのキーボードを中心とした50以上もの楽器を導入し、新たな創造性を獲得。美しい自然の中で外にいるようなイメージを持って作られた当アルバムは、結果、ミニマルでモノクロそしてノクターナルな内容だった前作『ウィズイン・アンド・ウィズアウト』(全米26位)とは逆に、オプティミスティックで真昼のアルバムのようなサウンドに仕上がった。

2009年のEP『ライフ・オブ・レジャー』のリリースにより、ウォッシュト・アウトはチルウェイヴのパイオニア的な存在として語られ、瞬く間にアーネスト・グリーンは時代の寵児となってしまった。史上初めてネット上で起きたこの音楽のムーヴメントは様々な議論を呼ぶこととなったが、今ここでそのサウンド等を定義することはナンセンスなのかもしれない。なぜなら『パラコズム』にはチルウェイヴにリスナーが求める全ての要素が詰まっているからだ。言い換えれば、チルウィエイヴは音楽のジャンルではなくウォッシュト・アウトを説明する為に作り出された言葉だった、と思い起こさせてくれるからだ。

このアルバムは間違えなく2013年の夏の一枚となるであろう。そしてタイトルの通り、このアルバムはあなたに一つの約束をする。別の、そしてより良い世界にリスナーをエスケープさせてくれるのだ。

 

【Top 5 Indie Albums】

1. DJ Shadow - Endtroducing(DJシャドウ『エンドロデューシング』
僕のオールタイムのフィヴァリット・アルバムの1枚なんだ。僕自身の方向性に大きな影響を与えた一枚なんだよ。

 

2. Neutral Milk Hotel - In the aeroplane over the sea(ニュートラル・ミルク・ホテル『イン・ザ・エアロプレーン・オーヴァー・ザ・シー』)
僕はジョージア州のアセンズに住んでるんだよ。で、ここアセンズでは彼らはまだ神のような存在なんだ。彼らはインディー・ロックの定義となるようなアーティストだよね。

 

3. Boards of Canada - Geogaddi(ボーズ・オブ・カナダ『ゲオガディ』)
僕が大好きなボーズ・オブ・カナダのアルバムの中の一枚。このアルバムの中には"闇"と"光"の部分がそれぞれ均等に存在しているんだ。

 

4. Arcade Fire - Funeral(アーケイド・ファイア『フューネラル』)
さっき話したニュートラル・ミルク・ホテルのアルバムが90年代のインディー・ロックを定義したのと同じ感覚をこのアルバムには感じるんだ。どこからともなく現れてきたとってもパワフルなレコードだよね。

 

5. Caribou - Up in Flames(カリブー『アップ・イン・フレイムス』)
僕のフェイヴァリット・アルバムの1枚なんだ。クレイジーな楽器編成で、ほとんど交響曲のようなアルバムだよね。

タグ : UK/US INDIE

掲載: 2013年06月28日 14:58