ラヴァーズ・ロック大名盤!シャロン・フォレスターの74年作が紙ジャケ復刻

愛らしいジャケットも最高にキュートなラヴァーズ・ロックの金字塔!ジャマイカの女性シンガー、 シャロン・フォレスターが74年に吹き込んだデビュー・アルバムにして、最高にスウィートでラブリー、そして聴く度に胸がキュンとなるような、感動的な名盤がここに甦る。
ジャマイカはキングストン生まれの女性シンガー、 シャロン・フォレスターが1974年に吹き込んだデビュー作『シャロン』。幼い頃から聖歌隊で歌っていたと言う彼女が、Geoffrey Chungのプロデュースの元、楽曲の大半を英国で吹き込んだのが本作。初々しさの残る彼女のキュートすぎる歌声が何と言っても本作の魅力を永遠の物に仕立てているが、まるで土臭さを感じさせないシャープなリズム、エレピを交えて聴かせるバックの洗練された演奏、大規模なオーケストラやホーン隊をフィーチャーしたゴージャスなアレンジ、選曲のセンスも抜群で、何より、全編を貫く胸を締めつけるような極上の“甘酸っぱさ”が、本作の真骨頂と言える。
古くから、ラヴァーズ・ロック、スウィート・レゲエの屈指の名盤と言われながら、一度も銀盤化される事の無かったこの逸品が、<プロダクション・デシネ>の長年の努力により、遂に初の正規復刻。この名盤の前に、ジャンルと言う壁は無形化するはず。どんなにレゲエは苦手でも、この作品だけは別格、そんな声も聴こえて来そうな、時代も、カテゴライズも、国籍も、全てを超越した奇跡の名盤。そのジャケットの素敵さも含め、これほどまでに素晴らしい作品には、滅多なことでは出会えないはず。
掲載: 2013年05月21日 17:11