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ルネージャ6年振りのセカンド・アルバム『MADE OF LOVE』

カテゴリ : ニューリリース 

掲載: 2013年04月24日 19:08

更新: 2013年04月24日 19:08

ルネージャ

 この3月に、超久し振りのニュー・アルバムをリリースしたアーバン・ユニット、ルネージャ。クール・ビューティな英国育ちのシンガー:ルネと、豊富なキャリアを持つサウンド・クリエイター:新井現詞から繰り出されるアダルティーなサウンドは、いま耳の肥えた音楽ファンの間で着々と支持を広げている。来たる4月27日(土)にタワー・レコード渋谷店で催されるインストア・ライヴを前に、彼らの素顔に迫った。

---- まず、セカンド・アルバム『メイド・オブ・ラヴ』まで約6年も掛かった理由を教えて下さい。

新井現詞:いろいろありますが、やりたいことがいっぱいある中で、コンセプトをまとめる時間が必要だった、ということです。ルネージャの世界観は、最初のアルバム『ザット・レディ』である程度表現できました。でも皆さんにはっきり解って頂くところまでは、まだ到達できてなかったと思うんです。もちろん、アレを作ったことで明白になった部分もたくさんありますが。

---- 自分たちの音楽を見つめ直した、ということですか?

新井:良いこと悪いこと、色々言われました。でも極力それに素直に耳を傾けたんです。ただベーシックな部分や大事なところを失くしてしまっては本末転倒なので、その中で自分たちがどうあるべきか、聴いてくれる人が共感してくれるのは何処か、自分たちの音楽がどういうところに位置づけられるのか…、そこはルネとよく話し合いました。

---- 年齢差のあるデュオですが、そもそもは師弟関係でしたよね?

新井:ルネがあるレコード会社でデビュー前提のスカラシップ制度のオーディションに受かって、僕が彼女にプロのノウハウを教えることになったのが最初です。彼女の歌を聴いた時、すごく純粋だと思ったし、ディズニーの曲を歌ったらペーソスがあって良かったんですよ。それからデビューに向けて準備を始めたわけですが、実はルネは当時のJ-POPに興味が持てずに悩んでいて、辞めたいと相談に来たんです。ルネはイギリス育ちですから、当時は「英語でしか自分の気持ちが表現できない」と言ってました。一方僕も自分の作る曲が洋楽に近く、なかなか活路を見い出せないでいました。オフ・コースを手掛けていた有名プロデューサーに、“曲は良いから、分かりやすく日本語をつけたら?”と提案され、それを断ったりしてね。それで12~13年前から一緒にやるようになったんです。

ルネ:面白いことに、活動を始めた頃に書いた曲が、この『メイド・オブ・ラヴ』に入っているんですよ。当時は年齢的に自分が曲に追いついてなかったんですが、今ならシックリと歌える。当時書いた詞が、より深く理解できるようになって、なるほど!と思うことがあるんです。

---- ルネージャを始めるに当たって、どんなところを目指したんですか?

新井:唯一無二なもの、オンリー・ワンなもの、ですね。古い話ですけど、小学校のころ兄の影響でニール・セダカやポール・アンカ、今で言うオールディーズを聴いて、なんて美しいメロディなんだろうと思った。ビートルズを聴いた時は、どうしてこんなに感情を昂らせるんだろうと思った。当時のイギリス音楽は本当に面白くて、ヤードバーズなんて黒人音楽がルーツでしょ?そうしたグルーヴやノリと、日本人が持っている感性を融合できないものかと、ずっと考えていたんです。自分のソロ・アルバムも出しましたが、声が甘いからと女言葉で歌わされたりして、本来の自分の音楽はできないままでした。その後は長く裏方に廻っていたので、もう自分がフロントに立つことはないと思ってましたが、ルネが現われて、彼女なら自分の曲を思い通りに歌ってくれるのではないかと…。

ルネ:私はジャンルのことはよく分かりませんが、イギリスで見たミュージカルがキッカケで音楽を始めたんです。人の声って、こんなに感情を揺さぶることができるんだ、と感動しました。だからルネージャも、詞や声や雰囲気で人を感動させられる音楽でありたいと思っています。

---- お気に入りのシンガーはいますか?

ルネ:最近はリズ・ライトが好き。若いのにアルバムごとに歌い方が変化するし、感じたことが曲や歌や詞に反映されているところが気に入っています。歌にすごく感情が入っている感じがイイなと…。

---- ルネージャのキャッチコピーでは、 “和製シャーデー”と謳われていますね。

ルネ:ジャンルに捕われず色々聴いてきましたが、私は日本人だし、パワフルな声は出せない。だからフィーリングやサウンドはソウルでも、声の雰囲気や詞を大切にしたいと思っています。

新井:よくルネージャはユニットですかソロですか、とか、ジャズかソウルか、などと訊かれますけど、別にどちらでもいいじゃないか、というのが僕の考え。ジャンルは聴く側の判断で、我々は自由に、自分たちが良いと思う音楽を作りたいと思っているだけなんです。ただそのベースにあるのがソウルで、ジャズはあくまでエキス、というところかな。

ルネ:この曲はジャズ、この曲はソウル、ということではなく、そういうテイストを取り入れるという感じにしたかったんです。

---- それはそのまま、『メイド・オブ・ラヴ』に繋がりますね。

新井:サウンド的なコンセプトは、あくまでもルネの持ち味である声質を活かすこと。隙間があって、声を張り上げなくてもダイナミクスが伝わる音でありたい。作品的には、日本人のスピリットを持ちながら、自分が培って来た洋楽テイストをちりばめようと。広がり過ぎると分散してしまいますが、アウトドアでもゆったり聴いてもらえるモノを狙いました。特に今回は、ルネの歌に関してはちゃんとプロデュースできたと思っています。彼女の成長も大きいですね。上手くなったというより、表現力が増しました。

ルネ:やっと人前に出る準備ができた、と思うんです。恥ずかしくなくなった、ということではなく、吹っ切れたというか…。それだけの覚悟ができた感じですね。レコーディングに向けて自分の気持ちを整理していく中で、ある時、自然体のままステージに立てている自分に気づきました。その頃から女性ファンが急に増えてきて、ようやく自信が湧いてきました。

---- マドンナの“La Isla Bonita”や、ジェイニー・クルーワーの“Ooh, Ooh”をカヴァーしていますが、“La Isla Bonita”には作者の一人であるブルース・ガイチが参加しています。この経緯は?

ルネ:そろそろアルバムを作りたいと動き始めた時に、レーベルメイトのジェイニーが2枚のアルバムを同時リリースしたんです。そのレコ発ライヴのためにブルースとジェイニー夫妻が来日して、ルネージャがオープニング・アクトを務めることになって…。新井がアレンジした“La Isla Bonita”を聴いてもらったら、とても気に入ってくれて、ステージでも共演したんです。それが最初で、友達づきあいするようになりました。

---- “Ooh, Ooh”はわざわざ日本語にしましたね?

ルネ:このブランクの間に、日本語が自然に歌えるようになったんです。英語とは発声が違うし、リズムに対する詞の乗せ方も全然変わってしまいます。それでなかなか満足するように歌えなかったんですが、自分なりのスイッチングの方法を見つけることができました。ですから発声も変えず、一曲の中で両方混ざっても違和感なく歌えるようになりました。

---- レコーディング中のエピソードなどありますか?

ルネ:日程的にかなり過酷なスケジュールでしたが、歌入れの最終日が台風で、もう朝まで帰れないという状況になって。そこでエンジニアさんに協力して頂き、照明を落としてランプの下で色々なことに想いを巡らせつつ、ジーンとしながら歌ったんです。特に印象的だったのが2曲あって…。“On my knees”はファーストかセカンド・テイクがOKになりましたが、実はマイクが突風や雨の音を拾っているんですよ。でも雰囲気を大事にしたかったので、何も手を加えず、そのままアルバムに入れました。“Baby”は、できたらお休み前に聴いてほしいですね。スタジオを出たのは夜明け前でしたが、台風はもう過ぎ去っていて、空に星がキラキラしてとても綺麗でした。きっと神様が、レコーディングで頑張ったご褒美をくれたんでしょう。

---- 発売されてからの手応えは?

新井:周囲の人たちが積極的に動いてくれているお陰で、徐々にファンが増えてきたのを実感しています。これを機にもっと高みを目指して行きたいし、聴いてもらえば、それだけ好きになってくれる人が増えると思うんですよ。次は皆さんをお待たせせず、早めに作りたいですね。

ルネ:間口が広くなったと感じる方がいるかも知れませんが、私の中では逆に焦点が絞られてきたと感じています。より自分らしく、ルネージャの世界や雰囲気を強く感じてもらえるように進化していきたいと思っています。

新井:そのためにも、ちゃんと歌を聴いてもらうことが大事だと思うんです。そしてそこからもう一歩踏み込んでくれた時に、こんなことを感じながら音楽をやっている人たちなんだな、ということを分かってほしい。例えば、ルイ・アームストロングの有名な曲に“この素晴らしき世界 (What a wonderful world)”がありますよね。彼はそれをニコニコしながら歌うけれど、ひどいダミ声で決して歌も上手くない。なのに聴いていて込み上げくるものがあるのは、人生の悲哀を背負いながらも、なんてステキな世の中なんだ、と歌っているからでしょう。喜怒哀楽を全部含めてこそ、人生は素晴らしいんだ、と。ルネージャもそういうことが伝えられる音楽でありたいと思っています。でも基本はエンターテイメントですから、楽しんでいただくことが第一ですけどね。

---- 27日のミニ・ライブはどんな感じになりそうですか?

新井:ギター、キーボード、パーカッション、コーラスによるアコースティック・ライヴを予定しています。ルネージャのライヴは、その時々に応じて、ドラム入りのフル・バンドとアコースティック編成をフレキシブルに使い分けています。初めての方はもちろんですが、今までライヴ・ハウスに来てくれた方にも、また違ったルネージャをお見せできると思いますよ。

インタビュー/構成:金澤寿和(www.lightmellow.com

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