ブリュッヘン&18世紀オーケストラの新録音&“サワークリーム”の名盤が新装復活

メンデルスゾーンの交響曲第3番「イタリア」&第4番「スコットランド」!
※来日公演曲目収録
去る4月上旬に行われた来日公演「ブリュッヘン・プロジェクト」では、1981年の創設から現在まで続く歴史の重み、作品の初演当時の感動を音楽を通じて届けてくれた古楽界の巨匠フランス・ブリュッヘンと18世紀オーケストラ。
来日公演の興奮、感動がさめやらぬ中、スペインのグロッサ(Glossa)から登場する新譜は、2009年9月と2012年11月にオランダのユトレヒトで収録されたメンデルスゾーンの「スコットランド」と「イタリア」の新録音!
メンデルスゾーンが訪れたイタリアとスコットランド。ローマの眩い太陽、ハイランド地方の霧がかった風景。
ブリュッヘンと18世紀オーケストラは、フィリップス時代の1990年代に「スコットランド」と「イタリア」の録音を行っており、10年以上の歳月を経て収録された新録音のリリースは、深みを増した解釈、現在のオーケストラの音色による“メンデルスゾーン”を世に伝えるという強い使命感と熱意の証しである巨匠ブリュッヘンと18世紀オーケストラとの成熟した関係から生まれる「19世紀」メンデルスゾーンのシンフォニー。
19世紀、ドイツ・ロマン派の音楽の感動が、ブリュッヘンと18世紀オーケストラの「現在」の響きで降り注ぐ。
【曲目】
メンデルスゾーン:
交響曲第4番イ長調 Op.90《イタリア》(1833年原典版)
交響曲第3番イ短調 Op.56《スコットランド》
J.S.バッハ:
カンタータ第107番《汝何を悲しまんとするや》BWV.107より
主よ、あなたの栄光を与えてください(オーケストラ版)
【演奏】
フランス・ブリュッヘン(指揮) 18世紀オーケストラ
【録音】
2009年9月&2012年11月、ユトレヒト(オランダ)(ライヴ)
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リコーダー奏者ブリュッヘンの至芸!“サワークリーム”の名盤が新装復活!
『サワークリーム・レガシー ~パッション・オヴ・リーズン』
今や伝説となった“リコーダー奏者”としてのフランス・ブリュッヘン。
ブリュッヘンが1972年に結成したリコーダー・アンサンブル、サワークリームの名演が待望の復活!
フランス・ブリュッヘン、ケース・ブッケ、ワルター・ファン・ハウヴェという歴史にその名を刻むリコーダー界の世界的名手たちに、日本が誇る世界的リュート奏者、佐藤豊彦と、声楽のイザベル・アルバレスが加わるという豪華布陣。
マショーからバッハ、ソラージュ、コーニッシュ、イザーク、ボールドウィン手写本からの知られざる音楽など、幾何学や算術、天文学といった“科学的観点”によって選ばれた5世紀に渡るプログラムは、リコーダー奏者フランス・ブリュッヘンの姿と演奏、才能を伝える貴重な記録である。
【曲目】
マショー: 我が終わりは我が始まり、ダヴィデのホケトゥス、意気消沈して
ソラージュ: 煙を燻べる者
ブリュメル: アンデルナハで
プレストン: ラ・ミ・レのうえで
コーニッシュ: ファ・ソ・ラ、カトリコン イ短調、カトリコン ニ短調
フェアファックス: それは私の悲哀
タイ: はやく座って
ベディンガム: 救い主イエス
作曲者不詳: キリエ、キリエ イ短調
作曲者不詳: キリエ ロ短調、キリエ
ジャイルズ: 世の救い主
プレストン: おお、光よ
ニューアーク: 行けば行くほど
イザーク: 絶望的な運命の女神、ラ・モルラ、かく眠り続けん
ワルター: カノン
ジャヌカン: ひばり
トレボール: 夢見つつ
J.S.バッハ(ブッケ編): イクリプス
J.S.バッハ: 4つのゴルトベルク・カノン、反行形による拡大カノン
【演奏】
サワークリーム〔フランス・ブリュッヘン(リコーダー)、ケース・ブッケ(リコーダー)、ワルター・ファン・ハウヴェ(リコーダー)〕
佐藤豊彦(リュート)
イザベル・アルバレス(ヴォーカル)
【録音】
1993年6月&1994年7月