90年代における巨匠の貴重な遺産~シューマン&ベートーヴェン

ザンデルリング~“スウェーデン・ライヴ”続編!
ドイツ音楽、ドイツ的演奏の神髄
シューマン:交響曲第4番、ベートーヴェン:交響曲第2番
名人集団としてすっかり認知度を増したスウェーデン放送響。
どんな曲者指揮者が現れてもびくともしない練達のアンサンブルを聴かせてくれます。
濃厚な表情付がますます顕著となった90年代におけるザンデルリングのヘビーな表現。
シューマンの交響曲第4番は自身の引退コンサートでも取上げた、最愛のレパートリーです。
思い切りの良い開始から、ベートーヴェンの交響曲第2番は指揮者にとっての難曲として知られております。エーリヒ・クライバーは、この曲はベートーヴェンがまだベートーヴェンに脱皮し切れていない作品と称しておりますが、そのクライバーのアシスタントも務めたことのあるザンデルリングは、この曲を好みました。活動最後期まで繰返し演奏し、そのロマン派的解釈は恰幅豊かな美演として知られております。第2楽章の入りなどはまるでブルックナーの緩徐楽章!
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。
【曲目】
1)シューマン:交響曲第4番
2)ベートーヴェン:交響曲第2番
【演奏】
クルト・ザンデルリング(指揮)、スウェーデン放送交響楽団
【録音】
1)1990年5月4日;デジタル
2)1997年11月28日;デジタル
以上、ベルワルドホールに於けるライヴ
【演奏タイミング】
シューマン[12:22][4:55][5:54][10:17]
ベートーヴェン[14:46][12:22][4:37][7:10]