深いロマチシズムとスマートさが特徴の現ロシアン指揮者オルベリアン

モスクワ室内管弦楽団音楽監督、その他ロシアのオーケストラの客演指揮者として
高い評価を得ているC・オルベリアン。
45才の若さで亡くなった名ヴァイオリニスト、アンドレイ・コルサコフ(本盤は、亡くなった年の貴重な録音)が
務めていたモスクワ室内管弦楽団の音楽監督をついだのが、オルベリアンでした。
もともとピアニストとして評価の高かった彼のデロスへのデビュー盤だった当盤は、アルメニア系移民に
生まれたアメリカ人らしく、深いロマチシズムとスマートさを持った演奏が流れていきます。
※ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲では、まだ当時15才だったナカリャコフが共演しています。

【曲目】
(1) ショスタコーヴィチ:『ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35』
(2) モーツァルト:『2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365』
(3) モーツァルト:『ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414』
(4) J.S.バッハ:『ピアノ協奏曲ヘ短調BWV.1056』
【演奏】
コンスタンティン・オルベリアン(P)
アンドレイ・コルサコフ(指揮) モスクワ室内管弦楽団
セルゲイ・ナカリャコフ(Tp:(1))
ジョナサン・シェイムズ(P:(2))
【録音】
1991～1992年 モスクワ音楽院 〔デジタル:セッション〕

Dmitri Shostakovich
Piano Concerto No.1 in C-, for piano, trumpet, and strings, Op.35　21:37

Sergei Nakariakov Trumpet, Constantine Orbelian Piano, Andrei Korsakov Conductor, Moscow Chamber Orchestra Orchestra
1.Allegretto  5:50
2.Lento  7:35
3.Moderato  1:40
4.Allegro con brio  6:32

Wolfgang Amadeus Mozart
Piano Concerto No.10 in Eb, for 2 pianos, K.365　24:12

Jonathan Shames Piano, Nanse Gum Conductor, Constantine Orbelian Piano, Moscow Chamber Orchestra Orchestra
1.Allegro  9:42
2.Andante  7:44
3.Rondo: Allegro  6:46

Wolfgang Amadeus Mozart
Piano Concerto No.12 in A, K.414　24:18

Constantine Orbelian Piano, Andrei Korsakov Conductor, Moscow Chamber Orchestra Orchestra
1.Allegro  9:41
2.Andante (after J.C. Bach)  8:25
3.Rondeau: Allegretto  6:12

Johann Sebastian Bach
Keyboard Concerto in F-, BWV1056　9:37

Constantine Orbelian Piano, Andrei Korsakov Conductor, Moscow Chamber Orchestra Orchestra
1.[Allegro]  3:21
2.Largo  2:50
3.Presto  3:26