アンダーワールドのカール・ハイドによるソロ・デビュー・アルバム

ブライアン・イーノ主導で進められた『Pure Scenius』プロジェクトを通し、レオ・アブラハムスと仕事を共にしたカール・ハイドが、本作『Edgeland』で再びレオとコラボレートし、アンダーワールド作品に比べ、よりオーガニックで、壮大な音楽作品を完成させた。このアルバムの歌詞とコンセプトは、都市の奥地や隠れた街角にインスパイアされているという。
「20年以上もの間に、都市の風景に対する僕の興味はどんどん大きなっていった」とカール・ハイドは説明する。「減衰していくことの美しさ、タイヤ痕、雑に描かれたいたずら書き、工場の音、漏れ聞こえる会話、流行するカフェ、眠らないドライバーが運転する車の後部座席に座り、街を走る夜。『Edgelands』とは、僕の旅を形作ってくれた人々のストーリーと彼らの個性を祝福するものだ。それは田舎と街が交差する場所であり、みすぼらしいポニーが人工的に増設された草原の草を食べ、空気が汚染された場所」
1980年から仕事を共にするリック・スミスとカール・ハイドは、1987年にアンダーワールドを結成。‘ダンスフロア向けのアンセム’を世に送り出すのと平行し、彼らはより奥の深い音風景としての音楽制作も行い、ダニー・ボイルやアンソニー・ミンゲラの映画作品のサウンドトラックや、王立国立劇場やスコットランド国立劇場の舞台音楽を手がけている。そして2012年には、ロンドンオリンピック開会式の音楽監督を務めたことも記憶に新しい。
また、アンダーワールドのリック・スミスが手掛けたダニー・ボイル監督映画「Trance」のサントラも発売!