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世界初録音!冨田勲~イーハトーヴ交響曲

冨田勲

冨田勲~イーハトーヴ交響曲
彼方の理想郷・イーハトーヴへ

見たことないのに、行ったこともないのに、どうして胸がいっぱいになるんだろう。
冨田勲×宮澤賢治×初音ミク。時空を超えたネオ・ノスタルジアの音世界。

戦時中、モノクロームの世界に立ち上った宮沢賢治の色彩世界
それが出発点だった
2012年80歳を迎える巨匠による畢生の大作がいま、産声をあげる。
世界的作曲家/シンセサイザー・アーティスト冨田勲。アニメ「ジャングル大帝」や「リボンの騎士」、数々の大河ドラマのテーマなどでオーケストラ作曲家として不動の地位を築きながら、その名声に安住することなく、日本ではじめてシンセサイザーを個人輸入。クラシックの名曲を独自にシンセ・アレンジで再創造した「月の光」や「惑星」で全世界的ヒットを飛ばした世界的な存在です。
いまなお精力的な制作活動を行っている冨田が、80歳という節目の年に手がける大作が、この「イーハトーヴ交響曲」です。
戦時中、小学校五年生の富田が初めて手に取った、宮沢賢治の作品たち。モノクロームの現実世界のただなかで出会った、その色彩感あふれる作品世界に少年冨田はたちまち魅了されたといいます。その後も賢治への憧憬は続き、その色彩感あふれる世界を、いつか自身の作品で表現したい、という積年の思いが結実したのが、この「イーハトーヴ交響曲」です。
総勢約300人におよぶ大オーケストラと合唱団が描き出す、賢治の異次元な作品世界と、それを育んだ東北の力強い大地。ヒロイックで豪放なメロディと、色彩あふれる音の重なりが交錯するカオスな空間に、突如として現れるのがヴァーチャル・シンガー初音ミク。日本の電子音楽の始祖である冨田が長年夢見てきた、「機械が歌う」。世界中で人気を博すミクが、冨田が託した夢を具現化し、オーケストラサウンドの上に唯一無二の歌声を降臨させます。
オーケストラ作曲家、冨田勲。そして、シンセサイザー=電子音楽の世界的アーティスト、TOMITA。半世紀のときを経て育んできたこのふたつの大流が、この交響曲で合流・昇華する。イーハトーヴ交響曲は、「音で色を塗る」名匠、冨田勲の総決算であり、新たな出発点となるでしょう。
日本コロムビアは、2012年11月23日に東京オペラシティで行われる「イーハトーヴ交響曲」世界初演をライヴ収録。サラウンド音盤化&全世界配信にて緊急発売いたします。この世界を揺るがす未曾有の初演の全貌が明らかになる、2013年最大の注目リリースとなるでしょう。

【曲目】
冨田勲 ISAO TOMITA
イーハトーヴ交響曲
SYMPHONY IHATOV
1.岩手山の大鷲<種山ヶ原の牧歌>
2.剣舞/星めぐりの歌
3.注文の多い料理店
4.風の又三郎
5.銀河鉄道の夜
6.雨にも負けず
7.岩手山の大鷲<種山ヶ原の牧歌>

※Encore
8.リボンの騎士
9.青い地球は誰のもの
【演奏】
大友直人指揮、日本フィルハーモニー交響楽団
初音ミク(ヴァーチャル・シンガー/演奏:篠田元一)
梯郁夫(パーカッション)
慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団/同OB合唱団/聖心女子大学グリークラブ [合唱指揮:下河原健太]
シンフォニーヒルズ少年少女合唱団[児童合唱指揮:宮本益光]
【録音】
2012年11月23日、東京オペラシティ コンサートホールでのライヴ録音

<タワレコ・オリジナル特典;先着順、数に限りがございます>
【ISAO TOMITA 80th Anniversary 特別冊子】の表紙は、コチラです。

冨田勲

冨田勲

 

コンサートホールに大地と宇宙が現れた。
イーハトーヴ交響曲、世界初演!
冨田勲、畢生の大作がついにベールを脱ぎました。
総勢約300人におよぶ大オーケストラと合唱団が描き出す、賢治の異次元な作品世界。
そして、突如として現れるのがヴァーチャル・シンガー初音ミク。
日本の電子音楽の始祖である冨田が長年夢見てきた、「機械が歌う」。世界中で人気を博すミクが、冨田が託した夢を具現化し、オーケストラサウンドの上に唯一無二の歌声を降臨させます。
初音ミクがコンサートホールに現れる。
そもそもそのこと自体が大いに話題になりましたが、さらに輪をかけて注目を集めたのが、「ミクに合わせてオーケストラが演奏する」、ではなく、「オケと指揮にミクが合わせて歌う」ということ。
機械が人間に合わせて歌うという困難を、クリプトンやシンセサイザーアーティストの篠田元一ら、イーハトーヴ上演に情熱の限りを傾けたチームが、徹夜を重ねて追求。直前リハーサルでもミスが重なり、成功確率が80%といわれていたこの難業を、本番では、すばらしい出来でクリアしてくれたのでした。
圧巻だったのは中盤の「銀河鉄道の夜」。
初音ミクによる、強烈な印象を残す歌から始まり、
ラフマニノフの交響曲第2番の引用から壮大な宇宙が広がり始めます。
そして天井から降り注ぐ雪。
賢治の宇宙へ飛び立つようなひとときでした。
イーハトーヴ=理想郷。見たことないのに。行ったこともないのに。
どうして懐かしい気持ちになるんだろう。
自然と涙があふれ出る瞬間でした。
交響曲、万雷の拍手とともに終了。そしてアンコール、サプライズが。
冨田勲、初期の傑作。手塚治虫の「リボンの騎士」のオープニングテーマ。
今回の演奏会のために、華麗なオーケストレーションをつけなおし、さらにヴァーチャルシンガー初音ミクが歌うというなんとも豪華なサプライズ!
男と女の中間領域にいたトランスジェンダーシンボル、リボンの騎士を、人間と機械の境界を浮遊する初音ミクが歌う。これほどマッチするキャスティングもなかなかないのでは。客席も沸き立つことこの上なし。
客席にいらっしゃった、手塚治虫氏の娘、手塚るみ子さんはじめ、
多くの人が涙したというミク版リボンの騎士。
そして、冨田の代表的合唱曲「青い地球は誰のもの」で演奏会は幕を閉じたのでした。

<初音ミクとは>
『初音ミク』は、声優「藤田 咲」氏の声を元に作り上げられたWindows用歌声制作ソフトウェア。パソコン画面上で歌詞とメロディを入力することによって歌声(ボーカルパート)を作成することが可能である。
『初音ミク』発売後、ニコニコ動画などの動画投稿サイトを中心に、ユーザーたちの手による多くの作品が発表され創作の連鎖を生み出した。その現象は、主要なネットメディアに大きく取り上げられ、様々な賞を受賞。現在では、CD、DVDのリリースやフィギュアや書籍、ゲーム、CG技術を駆使したライブコンサートを展開し、ソフトウェアの枠をはるかに超えた多方面での活躍を見せている。
[資料提供;日本コロムビア(株)]

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2012年12月19日 10:32

更新: 2012年12月19日 11:00