『平清盛×吉松隆』音楽全仕事~大河ドラマ・サントラ[限定生産盤]

『平清盛×吉松隆』音楽全仕事
NHK大河ドラマ「平清盛」オリジナル・サウンドトラック[限定生産盤]
大河ドラマ史上に残る音楽の質、そして量。その全容を網羅した永久保存盤!
NHK大河ドラマ『平清盛』のオリジナル・サウンドトラック。
作曲家・吉松隆による番組テーマ曲、挿入曲等のオリジナル曲に加え、「タルカス」の音楽、既成の「サイバーバード」やピアノ曲といった新たに(2012年時)録音されたトラックも収録。
その極限まで駆使され、剛柔、清濁、喜怒哀楽を描き尽す作曲技術の多彩さと振幅は圧巻で、吉松隆の集大成と呼ぶに相応しい入魂の傑作。
NHK大河ドラマ史上に残る質と量を誇る「平清盛」の音楽は、吉松隆の仕事としても、それまでの作曲家人生の全てが投影された一大モニュメントとなりました。
テーマ曲だけではなく、ドラマ本編にまで東京フィルが奢られ、合唱、雅楽、器楽ソリストも適宜起用されて織りなされる千変万化の音絵巻は、劇伴の域をはるかに超えて音楽だけでも十二分に自立して鑑賞に堪えるものです。その極限まで駆使され、剛柔、清濁、喜怒哀楽を描き尽す作曲技術の多彩さと振幅は圧巻で、まさに当代随一の作曲家、吉松隆の集大成と呼ぶに相応しい入魂の傑作と言えます。その全貌はとてもオリジナル・サウンドトラック・アルバム2枚では収まりきれず、このCD Boxが企画されました。
オリジナル曲に加え、話題沸騰となった「タルカス」の音楽、既成の「サイバーバード」やピアノ曲といった、NHK制作陣の熱いリクエストに応えて新たに録音されたトラック、そして制作過程のサンプル音源まで網羅し、自身による詳細なライナーノートを付した永久保存盤です。
テーマ曲・演奏:井上道義 指揮 NHK交響楽団
ドラマ本編/挿入曲・演奏:藤岡幸夫 指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:舘野泉 サックス:須川展也 ヴァイオリン:木嶋真優 チェロ:長谷川陽子
二十絃:吉村七重 雅楽:伶楽舎 歌:松浦愛弓、市原愛 合唱:二期会 ほか

【吉松隆 Takashi Yoshimatsu (Composer)】
1953年(昭和28年)東京生まれ。作曲家。
少年時代は手塚治虫のような漫画家か、お茶の水博士のような科学者になろうと思っていたが、中学3年の時に突然クラシック音楽に目覚め、慶應義塾大学工学部を中退後、一時松村禎三に師事したほかはロックやジャズのグループに参加しながら独学で作曲を学ぶ。
1981年に「朱鷺によせる哀歌」でデビュー。以後いわゆる「現代音楽」の非音楽的な傾向に異を唱え、調性やメロディを復活させた「新(世紀末)抒情主義」および「現代音楽撲滅運動」を主唱、交響曲5曲や協奏曲10曲を始めとするオーケストラ作品を中心に、〈鳥のシリーズ〉などの室内楽作品、〈プレイアデス舞曲集〉などのピアノ作品のほか、ギター作品、邦楽作品、舞台作品など数多くの作品を発表する。1998年からはイギリスのシャンドス(Chandos)とレジデント・コンポーザーの契約を結び全オーケストラ作品が録音される。
2003年TV アニメ「アストロボーイ/鉄腕アトム」の音楽を担当。2009年太宰治原作の映画「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ」の音楽を監督の根岸吉太郎氏の指名により手掛け、日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞。
2010年プログレッシヴ・ロックの名作「タルカス」をオーケストラ用に編曲し大きな反響を得る。2012年には NHK 大河ドラマ「平清盛 」の音楽を担当。2枚のサウンドトラックおよびボックス セットを日本コロムビアよりリリース。
評論・エッセイなどの執筆活動のほか、FM音楽番組の解説者やイラストレイターとしても活躍中で、著書に「図解クラシック音楽大事典」(学研)、「夢みるクラシック交響曲入門」(筑摩書房)、編著書に「クラシックの自由時間」(立風書房)などがある。
2013年3月20日には幻のデビュー作から大河ドラマ「平清盛」までの作曲家・吉松隆60年の集大成「吉松隆還暦コンサート『鳥の響展』」を東京オペラシティで開催予定。
[コメント提供:日本コロムビア]