大人気サッチャル・ジャズの新作は、新境地も披露したライヴ盤

「私が今まで聴いた中でも最も面白く最も異なる“TAKE FIVE”のカヴァー録音!」とデイヴ・ブルーベック自身が賛辞を寄せた「テイク・ファイヴ」はじめ、「イパネマの娘」「ディザフィナード」「ミスティー」など、ジャズ&ボサノヴァの有名スタンダード曲を、南アジアの古典&伝統音楽的解釈においてカヴァーし、ジャンルレスなリスナー達を驚かせた“サッチャル・ジャズ”の精神がヴィヴィッドに伝わる内容。何よりも、シタール、サーランギ、サロード、タブラ、ドーラック、ガタム、モルシン、バンスリといったインド~南アジアの伝統楽器群が繰り広げる即興的なソロ・プレイ&流麗なアンサンブルが、文句なく素晴らしい!渾々と湧き出でるさまざまな音色の万華鏡が、ライヴならではの臨場感をもって、この上なくエキゾで贅沢なリラクゼーションを誘います。
英国側の腕利きミュージシャン達によるピアノ、ギター、コントラバス、ヴァイオリン、チェロ、フリューゲルホーン、ハーモニカ等による緻密な演奏も、サッチャル・ジャズの音楽性を見事にサポートしています。そして今回、ファースト・アルバムのレパートリー群に加え、「ムーンライト・イン・バーモント」「ベサメ・ムーチョ」等のスタンダードを新たに演じているほか、「ラホール・ジャズ」や 「パーリ・ボサノーヴァ」といったオリジナル曲も演じ、新境地を披露しているのも嬉しいところ。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2012年11月08日 12:37