坂本龍一、ノラ・ジョーンズ参加！ヴィニシウス・カントゥアリア待望の新作

1951年ブラジル生まれ、1990 年代からニューヨークを拠点とし、カエターノ・ヴェローゾ、ビル・フリゼール、マーク・リボーらとのコラボレーションでも知られるギタリスト／パーカッショニストにしてシンガー・ソングライター、ヴィニシウス・カントゥアリア。現代ニューヨークとブラジル音楽の最も良質な融合を聴かせる彼の音楽は、ここ日本でも数多くのファンを魅了し続けている。前作『サンバ・カリオカ』はキャリアを代表する傑作として高評価を得、その年の年間ベスト企画にも多数選出された。

2年振りの今作でヴィニシウスは、ニューヨークを拠点に活動する一流のミュージシャンをゲストに迎えた。これまでも頻繁なコラボレーションを行なっているビル・フリゼールをはじめ、ノラ・ジョーンズ、ジェシー・ハリス、そして、かねてから交流を重ねるあの坂本龍一も参加。ボサ・ノヴァの響きと、現代ニューヨークにおける最も洗練された音楽が、ここに完璧な融合を果たした。

【ヴィニシウス・カントゥアリア】
1951 年、ブラジルのアマゾン川流域の都市、マナウスに生まれ、7才の時にリオデジャネイロに移住。1970年代には自身のバンドの他、カエターノ・ヴェローゾのバック・メンバーとしても活躍。80 年代から 90 年代初めにかけて 6 枚のソロ・アルバムを発表、ヒット・シングルにも恵まれる。90 年代半ばにニューヨークに拠点を移し、エレクトロニックでアンビエントなテクスチャーも取り入れて新しいブラジル音楽を追求した『Sol Na Cara』(1996) を発表。以降、コンスタントにソロ作を発表するかたわら、グラミー賞にノミネートされたビル・フリゼールの 2003 年作『The Intercontinentals』にバンドメンバーとして参加し、共にツアーも行うなど、他アーティストのコラボレーションも盛んに行っている。