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ブラジル屈指の世界的メロディー・メーカー、イヴァン・リンスの新作

Ivan Lins

オープニング“Quero falar de amor”は、イタリア人歌手イヴァーノ・フォサッティ作の麗しいナンバーで幕を開ける。名アレンジャー、エドゥアルド・ソウト・ネトが手掛けるストリングス・アレンジがイヴァンの円熟したパフォーマンスを美しく際立たせる佳曲だ。続く“Roda bahiana”は、1983年にガル・コスタがカバーしたことでも知られるサンバ名旋律を、イヴァンがセルフ・カバー。“Quem Me Dera”では、カエターノ・ヴェローゾとの共演でも話題となった今をときめく女傑マリア・ガドゥとのコラボレートで聴かせる。息子であるクラウヂオ・リンス作の“Carrossel do bate-coxa”のカバーから、アントニオ・サンブージョがゲスト参加したファドのリメイクM5、そしてペドロ・ルイスを迎えたM6と、中盤の共演テイクも聴き所。セルタネージャをアップデートした異色のM7を経て、本作のすべてを包み込むタイトル・トラック“Amorágio”でラストを迎える。この曲こそアルバムの真価の集大成。この極上の利き味と余韻を残す傑作ジャズ・バラードは、元々2007年に発売された詩人Salgado Maranhãoのトリビュート・アルバムにイヴァン・リンスが出演したのが原曲。今作では、日本でも多くの支持を獲得したサンパウロが誇る稀代の歌姫タチアナ・パーハとの共演というスペシャルなレコーディングが実現している。
イヴァン・リンスというアーティストの音楽に対する真摯な姿と、常に進化し続けるミュージシャンズ・スピリットが改めて浮き彫りにされている見事な作品。全ブラジル・ファンのマスターピースが、ここにまた一つ誕生する。

 

イヴァン・リンス全面参加!ジョルジュ・ロベール『Abre Alas』

 イヴァン・リンスの名曲がアルバム・タイトルにつけられている通り、イヴァン・リンスがヴォーカル/キーボードで全面参加した、フランスのジョルジュ・ロベール・ジャズ・オーケストラによるイヴァン・リンス名曲集。

 絶妙なアンサンブルはボブ・ミンツァーによるアレンジ。聴いているうちになんだか泣けて来ます。

 イヴァン・リンス・バンドのギタリスト、レオナルド・アムエドもスペシャル・ゲストで参加、「Madalena」「Comecar de novo」といったイヴァンの名曲たちがドラマティックなオーケストラの演奏と共に新たな色で輝きます!

 

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카테고리 : 뉴 릴리스

掲載: 2012年06月12日 11:57

更新: 2012年08月03日 19:00