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注目のピアニスト、シモーヌ・ディナースタイン~待望の新作がリリース

ディナースタイン

ビルボード・クラシカル・チャートNo.1を記録したバッハ・アルバムに続く、
ディナースタインのソニー・クラシカル第2弾は、バッハのパルティータとシューベルトの即興曲

ソニー・クラシカル移籍第1弾となったバッハ・アルバム「Bach: A Strange Beauty」に続くニュー・アルバムは、ディナースタインのトレードマークでもあるバッハのパルティータ2曲に、シューベルトの4つの即興曲を組み合わせたもの。バッハとシューベルトの音楽に非常にはっきりした共通点を感じているディナースタインは、「この2人の作曲家の器楽曲は、力強い『語り』や『歌』の要素を内包しています。ちょうど言葉のない『声』が、歌詞のない『メロディ』を紡ぎ出しているような。バッハとシューベルトの作品のメロディ・ラインは流れるようで、豊かな表情を持ち、まさに話しているような細かな抑揚が付けられているのです。ある瞬間に突然しゃべりだすんではないかとさえ思うくらいのね。言葉がしゃべられているかのように響くのです」と語っています。
前回のバッハ・アルバムは哲学者フランシス・ベーコンの言葉を引用したタイトルでしたが、今回のアルバムは、イギリスの詩人、フィリップ・ラーキン(1922~1985)の「The Trees 木々」という詩の中の、「The tress are coming into leaf/Like something almost being said 木々は葉になる/まるで言葉がしゃべられているかのように」から取られています。バッハとシューベルトの傑作とされるピアノ曲に、ディナースタインが彼女ならではの個性的なあたたかみのある「声」をもたらした名演です。

 

【曲目】
1. バッハ:パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826
2. シューベルト:4つの即興曲 D.899/作品90
3. バッハ:パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825
【演奏】
シモーヌ・ディナースタイン(ピアノ)
【録音】
2011年(セッション/デジタル)

【シモーヌ・ディナースタイン】
マンハッタン音楽学校でソロモン・ミコウスキーに、ジュリアード音楽院でピーター・ゼルキンに学ぶ。またロンドンでは名ピアニストアルトゥール・シュナーベルの弟子、マリア・クリチオに学ぶ。
1996年からピアティゴルスキー財団の主催によって介護施設や学校などで演奏会を行う。ルイジアナ国立刑務所内のアヴォイレス矯正センターで演奏した初のクラシカル・アーティストとなる。
2005年、ニューヨーク、カーネギー・ホール・ワイル・リサイタル・ホールにおけるセルフ・プロデュースによるソロ・リサイタルでバッハ「ゴルトベルク変奏曲」を弾いて大きな注目を集める。
2007年に発売した同曲のアルバムがテラークより発売され、発売後1週間でビルボード・クラシカル・チャートで第1位を獲得。
同盤はニューヨーク・タイムズ紙、ロサンジェルズ・タイムズ紙、ニューヨーカー紙で「2007年のベスト・アルバム」に選定。
2007年、ベルリン・フィルハーモニーでベルリン・デビュー・リサイタル。
その模様を収めた2008年発売のセカンド・アルバム「ベルリン・コンサート」もクラシカル・アルバム・チャートで第1位を獲得。
2010年、ソニー・クラシカルと専属契約を結び、6月、第1弾のバッハ・アルバムをベルリンで録音。9月、初来日を果たし、東京でバッハの「ゴルトベルク変奏曲」とクラヴィーア協奏曲第1番を演奏。

 

類別:新品發布

掲載: 2011年12月19日 13:03

更新: 2011年12月19日 13:30