FTIsland、タワレコ独占インタビュー
2010年5月にシングル「Flower Rock」で日本メジャー・デビューを果たしたロック・バンド、FTIsland(エフティーアイランド)。日本や母国の韓国はもちろんのこと、今やその人気はアジア全土を覆いつくす勢い! 全国5か所に渡るZepp Tourを終え、東京・日比谷野外大音楽堂でのファイナル公演、SUMMER SONIC 2010(大阪会場のみ)への出演をはじめ、今後もイベントやライヴと精力的に活動を行う予定の彼らに、タワーレコード独占インタビューが実現!
※なお、このインタビューはZepp Tour前に行われています。
[ interview ]
2010年7月14日、シングル『Brand-new days』をリリースした韓国出身の5ピース・ロック・バンド、FTIsland。インディーズ時代からここ日本でも数多くの公演をこなし、着実にバンド活動の経験を積んできた彼ら。これまで何度もインストア・イベントを行うなど、タワーレコードとは縁が深いFTIslandですが、テレビ音楽番組の出演を直後に控えた忙しいスケジュールの中、チェ・ジョンフン(G.)、イ・ホンギ(Vo.)、イ・ジェジン(Ba.)、ソン・スンヒョン(G.)、チェ・ミンファン(Ds.)(以下、写真並び順)のメンバー5人全員でインタビューに答えてくれました!!
-----はじめに、バンド名の由来を教えてくれますか?
ジョンフン「Five Treasure Islandの略です。ファンにとっての宝物みたいな存在になりたいと思って、バンド名を付けました」
-----音楽を始めた(楽器を手にするようになった)きっかけは?
スンヒョン「6歳から中学生までクラシック・ピアノを習っていたのがきっかけ。今は趣味で弾く程度だけど、ピアノを習っていた経験は、曲作りをする時に凄く助けになっています」
ジョンフン「幼稚園の頃にピアノを習っていた延長で、中2の時にギターを持ったことがきっかけかな。ピアノはそんなに好きじゃなかったけれど、ギターは夢中になった。好きなギタリストは速弾きで有名なイングウェイ・マルムスティーンとかスティーヴ・ヴァイ。最近では女性ギタリストのオリアンティ」
ホンギ「子供の頃から演技をやっていて(※ホンギは子役出身)、友達と一緒に歌も始めたんです。そうしたら友達から『うまいじゃん!!』と褒められて、自分に向いているのかな? と思った」
ジェジン「女の子にモテたかったから(笑)! バンドを始めた理由って、みんなそうですよね(笑)? 中学生の頃にサッカーと陸上をしていたけれど足を痛めて続けられなくなってしまって、何か打ち込めるものがないかな? と思っていた頃に、友達から『バンドをしない?』って誘われました。ベースを選んだのは友達に『簡単だよ』って薦められたから。でも実際は難しかった(笑)! ベーシストで好きなのは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー。ベースとギターとのアンサンブルが好き。カヴァーもしましたね」
-----どんなアーティストから影響を受けましたか?
スンヒョン「影響を受けたアーティストはいっぱいいるけど、L'Arc~en~Cielは中学生の頃から好き! 韓国のアーティストでは東方神起。好きなギタリストはポール・ギルバートでMR.BIGもよくコピーしました。でも今はアコースティックなサウンドも好き」
ジェジン「レディオヘッド。“Creep”はバンドを始めてから一番最初に練習した曲です。テクニカルな部分では難しい曲じゃないけれど、感情表現する面ではすごく難しい」
-----普段、どんな音楽を聴いていますか?
ミンファン「日本にいる時はL'Arc~en~CielやORANGE RANGEをよく聴いていますね」
ジェジン「ELLEGARDEN、インコグニート、グリーン・デイ、オアシスとか…。最近、ELLEGARDENの“指輪”という曲をよく聴いていて、好きなあまり<指輪>という漢字の読み方まで(教えてもらって)覚えたくらい(笑)。一番好きなのはレッチリ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)! 韓国のアーティストではソ・テジさんのCDをよく聞いています」
ジョンフン「ミューズが一番好き! アナログのレコードもいっぱい集めています」
ホンギ「パンクが好きです。好きなヴォーカリストですか?…自分の声が一番好きです(笑)! ほかにはニッケルバックのチャド・クルーガー」
-----メンバーからみたFTIslandの魅力とは?
ミンファン「フレッシュで明るくて楽しい!」
ジェジン「学校の友達や兄弟みたいな存在」
ジョンフン「ホンギの歌声と、メンバーが形成する音とのアンサンブル。あと、みんな若いから大きな可能性を持っていること」
-----ライヴで、自分のこんなところを観てほしい、ここに注目して聴いてほしいところはありますか?
ミンファン「“Raining”かな? “Raining”のドラムを叩いている時、自信があります(笑)」
スンヒョン「僕たちはパートそれぞれの魅せどころがあるんだけど、それぞれ楽器の良さを引き出して演奏しているところ。楽しみながら観てほしいです」
ジェジン「歌いながらベースを弾くのは難しくて大変。でも、努力している時には〈僕もこんなに集中して頑張ることができるんだ! 〉って自信にもなるし、それが歌にも表れると思う。特にバラードの時は、そこを観てほしいな」
ジョンフン「ギターを弾いている姿、表情とかかな。ギター・ソロの時もよく観てほしい」
ホンギ「感情を表現するところ。体でも表現するし、歌にも気持ちを込めています。ファンも僕と同じ気持ちに感情移入してくれるといいな」
-----FTIslandの曲で、盛り上がりたい時にオススメする曲は何ですか?
ミンファン「“Brand-new days”です」
ジョンフン「“Bing Bing Bing”と“Brand-new days”」
ホンギ「“Ready Go!!”と“Flower Rock”です!」
-----初めてFTIslandの音楽を聴く人に、オススメする曲は?
ジョンフン「日本で初めて出したミニ・アルバムのタイトル曲、“soyogi”を聞いて欲しいですね」
-----自分の性格を一言で表してください。
ミンファン「一番年下なので〈ムードメーカー〉」
スンヒョン「ビタミン? 元気を与えるような存在(笑)」
ジェジン「忠清道(チュンチョンド)というのんびりしている人が多い地方で育ったからか、周りからはのんびり屋って言われます(笑)」
ジョンフン「セクシー(笑)」
ホンギ「〈最高〉!」
-----座右の銘や好きな言葉はありますか?
ミンファン「今日出来ることは明日に延ばさない」
スンヒョン「自分のしたことに後悔しない」
ジェジン「完璧を目指す。何事も手を抜かない」
ジョンフン「己を知る」
ホンギ「自分自身を信じる」
-----“Brand-new days”はどんな曲ですか? オススメのポイントは?
ミンファン「CDで聴くよりライヴで聴くほうが楽しい曲だと思う。ライヴでファンのみんなと一緒に盛り上がりたいです!」
スンヒョン「弾けるようなイメージ。あと、夏だからさわやかな感じ。『Hey!!』とかライヴでコール&レスポンスできるといいな。ファンのみんなは練習してくるように(笑)!」
ジェジン「テンポにノッてファンに楽しんでもらいたいです」
ホンギ「“Flower Rock”は楽しい曲だったけど、“Brand-new days”は力強いインパクトを持っている曲だから、そういうところを表現したいです」
-----今後のライヴの抱負を教えてください。
ミンファン「夏だから、全曲盛り上がって楽しめるようにセットリストを考えています。ドラムの僕はちょっと体が疲れちゃうんだけど(笑)、一生懸命やります!」
スンヒョン「ファンを気絶させるくらいかっこいい演奏をしたい。ライヴではファンの顔をよく見ています。よく見ているから、みんな気を抜かないでね(笑)!」
ジェジン「何も考えずに、ただ楽しんでほしいです! 僕も楽しみま~す!」
ジョンフン「サウナみたいにいっぱい汗をかいて思いきり楽しもう!」
ホンギ「一つのステージの中でもすべて出しきるようなパフォーマンスがしたいです」
-----最後に、ファンへメッセージをお願いします!
ミンファン「ファンは僕たちにとって〈友達〉です。だからライヴに来て一緒に遊ぼう! でもホテルには来ないで(一同笑)!」
スンヒョン「これからも頑張るので応援してください。CDをたくさん聴いてほしいな。僕のブログも見てください!」
ジェジン「今、メンバーたちも少しずつ実力に磨きをかけて、志を強く持って頑張っているから、ファンのみんなにはいつも笑顔を忘れないで待っていてほしいです!」
ジョンフン「まずはライヴを思う存分楽しんでほしいです。これからも、僕たちの音楽をもっとファンに届けたいですね!」
ホンギ「僕たちのいろんな姿を見てほしい。かわいくて幼いイメージはそろそろ卒業したい。成長した僕たちを見てほしいです」
[ 2010年7月11日 NHKホール控え室にて ]
渋谷店に展示するディスプレイ・パネルにサインをしながら一人ずつ質問に答えてくれた5人。ホンギは声の調子を整えながら、スンヒョンは時々ギターをかき鳴らしながら…と音楽番組の収録に向けてモチベーションを高めていたメンバーの姿が印象的でした。
ファンへの愛情が言葉の端々に感じられたインタビュー。ファンと共有できる空間を大事にしたいと、特にライヴへの思い入れが強く、翌週に控えたZepp Tourに対する意気込みもしっかり伝わってきました。
音楽のことを語っているときの眼差しは真剣そのもの。ジョンフンやジェジン、スンヒョンは曲作りにもますます意欲的に取り組みたいと語ってくれました。それぞれが大きな可能性を持ち、努力を怠らない5人はまさにFive Treasure!!
タワーレコードはこれからも熱い声援を送り続けます!!