【FOREVER YOUNG】ポーグス

酔いどれシンガー、シェイン・マガウアン(アイルランド生まれ、ロンドン育ち)をリーダーに、飲み仲間や、近所の友だちも加わって1983年始めにロンドンで結成される。当初のバンド名を「Pogue Mahone」(=Kiss My Ass)と冗談のつもりで付けたが、後にやはり問題となり正式に「The Pogues」となった。アイリッシュ・トラッド・ミュージックにパンク・ロックのスピリッットを加えたオリジナリティ溢れる音楽性で一世を風靡。また、スカコア、パンク・シーンにも影響を与え、現在では、ポーグス・チルドレンと呼ばれる数々のバンドも目覚しく活躍している。1991年に中心メンバーのシェイン・マガウアンが脱退するが、その後ツアーの危機をあのジョー・ストラマーが代役として救ったというエピソードも。ジョー・ストラマーは、アルバム『ヘルズ・ディッチ』のプロデュースにも参加した。イギルス・フォークの名曲「ダーク・ストリーツ・オブ・ロンドン」、初の全英TOP10ヒット「アイリッシュ・ローバー」やパンク・ロックのアンセム「フィエスタ」といったヒット曲。クリスマス・チャートでも2位を記録した「ニューヨークの夢」など記憶に残るメロディを数多くレパートリーに誇り、ルーツと時代を反映させた懐の深い音楽に幅広いリスナーを多数持つ、現在も世界で愛されているバンド。
掲載: 2010年02月01日 16:41
更新: 2011年04月20日 12:56