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特集

YOUR WOMAN CHOSE ME――魅惑のくるりマジックにかかってしまう多くの女性たち

カテゴリ : ピープルツリー 

掲載: 2010年09月08日 18:00

ソース: bounce 324号 (2010年8月25日発行)

文/加藤直子

 

あまり気にしてなかったけど、よくよく思い返すとコーラスとして“ばらの花”にフルカワミキ、“BIRTHDAY”にイノトモ、“さよならリグレット”に土岐麻子を招いているのをはじめ、プレイヤー以外でくるりと絡んでいるのはほとんどが女性である。「デュエットではなく男女で歌っているのが好き」(岸田)とのことだが、ここではくるりの女性問題……ではなく女性絡みのお仕事を紹介しよう。

まずは、その作業はとても大きな経験だったと語るのが、岸田が6曲でプロデュースなどに関わり、他メンバーも演奏で参加した矢野顕子の2004年作『ホントのきもち』だ。これはくるりの音楽に惚れ込んだ矢野が熱烈オファーをしたそうで、2006年にもふたたび矢野のシングル“PRESTO”で共作し、ライヴでも数度共演している。続いて2004年に岸田とCoccoのコラボ=こっこちゃんとしげるくんがタワレコ25周年のテーマソングを手掛けたのに端を発し、Coccoとくるり(当時メンバーだった大村達身は不参加)、またくるりのサポートを務めていた堀江博久(キーボード)、臺太郎(ドラムス)を加えてSINGER SONGERを結成。バンドの和気藹々としたムードがそのまま反映されたような、溌剌ナンバーを揃えたアルバム『ばらいろポップ』も制作している。そして昨年はGAPのキャンペーン企画として松任谷由実とのコラボ=くるりとユーミンでシングル“シャツを洗えば”を発表。この組み合わせもさることながら、書店流通の雑誌サイズCDというスタイルが話題となった。

さらに、岸田が楽曲提供などをしている面々もなぜか女性ばかりとモテモテである。99年にはhal『二十歳のころ』に収録されたクールなミディアム(デモテープに忠実に再現されているらしい)“19”を作詞/作曲したのを最初に、湯川潮音のデビュー作となった2005年の両A面シングルの一方“裸の王様”を提供。2006年はそこはかとなく“さよならリグレット”を彷彿とさせる(気のせい!?)木村カエラ“Dancing now”を作曲、また岸田自身もかなり手応えがあったというLeyona“Rainy Blue”は作詞/作曲を手掛けている。続いて2008年はイノトモの最新作において“遠くまで”のコーラスと演奏でお返し参加しつつ、2009年には土岐麻子“ふたりのゆくえ”の作詞/作曲、新垣結衣“進化論”の作曲を担当——このように女性シンガーを惹き付ける最大の魅力、それは岸田が書くナンバーに共通する優しい聴き心地のフェミニンなメロディーなのかもしれない。

 

▼関連盤を紹介。

左から、矢野顕子の2004年作『ホントのきもち』(YAMAHA)、SINGER SONGERの2005年作『ばらいろポップ』(スピードスター)、くるりとユーミンの2009年のシングル“シャツを洗えば”(宝島社)、halの99年作『二十歳のころ』(ビクター)、湯川潮音の2006年作『湯川潮音』(EMI Music Japan)、木村カエラの2006年作『Circle』(コロムビア)、Leyonaの2006年作『Clappin'』(スピードスター)、イノトモの2008年作『夜明けの星』(HOME WORK)、土岐麻子の2009年作『TOUCH』(rhythm zone)、新垣結衣の2009年作『hug』(ワーナー)

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