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グッド・ミュージックの宝庫!〈BIG PINK〉レーベル特集

掲載: 2016年11月08日 10:42

BIGPINK

シンガーソング・ライターやフォークの良質なコレクタブル・アイテムを紙ジャケット仕様でリリースする韓国のBIG PINKレーベル。

普段お目にかかることのないアーティストが多いですが、マニアならずとも聴いておきたい、素晴らしい音楽に出会えること間違いなし!



 

Splinter / ハーダー・トゥ・リヴ

ジョージ・ハリソンのダーク・ホース・レーベル契約第1号アーティストとしても知られる男性デュオ、スプリンターのセカンドがCD化!!(1975年作品)ジョージ・ハリソンのダーク・ホース・レーベル契約第1号アーティストとしても知られる男性デュオによる75年のセカンド。参加したロスアンゼルスの腕利きのスタジオ・ミュージシャンのなかでも最高の部類に属していたトム・スコット(sax)のプロデュースの下、クリス・スペディング(g)、ワディ・ワクテル(g)、アール・パーマー(ds)など、前作同様、非の打ちどころのないバック陣に支えられて、1曲「ロンリー・マン」では、さらにジム・ケルトナー(ds)、ビリー・プレストン(org)、、ジョン・テイラー(p)、そして変名でジョージ本人(g)も参加。

 

Chris Rohmann / テクニカラー・ドリームス

フェアポート・コンヴェンション関連の人気シンガー・ソングライター、クリス・ローマンのセカンド・アルバム(オリジナル・リリース: 1977年/Oldfangled Music)。米国オハイオ州イエロー・スプリングに生まれ、大学卒業後イギリスに渡り、80年代中盤までその地でSSWとして活動をしていたクリス・ローマン。73年にファースト『ザ・マン・アイ・アム・トゥデイ』(RCA)をリリース。フェアポート・コンヴェンションやクイヴァーのメンバーを中心とする鉄壁の布陣によるカントリー風味のSSWアルバムで、マーク・エリントンの諸作にも通じる味わいは、当時の英国フォーク・ロック/SSWファンの隠れた人気盤だった。自作のノヴェルティ・ソング「ファンキー・モペット」が、75年8月、人気コメディアンのジャスパー・キャロットの歌でシングル・ヒット(プロデュースはELOのジェフ・リンでバックもELO組)すると、同曲の作者自身によるライヴ・ヴァージョン([11])を収録したセカンド『テクニカラー・ドリームス』(本盤)を77年にリリースした。ファーストでのセンシティヴなテイストは薄まり、ややポップにはなっているが、少なくともスタジオ録音に関しては、ほとんどその音楽性に変化は見られない。録音はロンドン。ジョアンナ・カーリン(DJMから77年にソロ『ファンシー・ザット』がある女性シンガー)、ハーヴェイ・アンドリュース(70年のデッカ・ノヴァ盤などで知られるシンガー・ソングライター)、アンドリュー・クロンショー(74年にXTRAからアルバム・デビュー、フォークからニューエイジまでをクロスオーヴァーして活動するチター/イングリッシュ・コンサーティナの第一人者)らがゲスト参加。3曲のライヴ([9][10][11])からは、この頃のローマンが、フォーク・スタイルのコメディアン<フォーク・エンターテイナー>として、ビリー・コノリー、マイク・ハーディン、そしてリチャード・ディガンスらと同じサークルに属していたことうかがえる。

 

Cathy Young / トラヴェル・ステインド

アシッド・フォークの歌姫、カナダ出身の女性シンガー・ソングライター、キャシー・ヤングのレアなセカンド・アルバムが初CD化。紙ジャケット仕様。(オリジナル発売:1974年)アシッド・フォークのカルト名盤として知られる『A Spoonful of Cathy Young』(69年)でデビューしたカナダ出身の女性シンガーが、しばらくのブランクを経て、カナダのレーベル(GTR)からリリースしたセカンド・アルバム。前作のアシッド・テイストはなくなり、ブルース、R&B、フォーク、スワンプ・ロックを取り混ぜながら、ときにローラ・ニーロを彷彿とさせるような、よりコンテンポラリーに洗練されたスタイルにイメージ・チェンジ。同年、カナダのグラミー賞として有名なジュノ・アワードの最優秀新人賞にも輝いた。オリジナル(6曲)の他、トラッド(2曲)、そして「マギー・メイ」(ロッド・スチュアート)と「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」(ウィルソン・ピケット)のカヴァー2曲も聴きどころ。ボーナス・トラック3曲収録。

 

Disco Ladies / スリーズ・カンパニー

英米のロック・シーンにおけるもっとも多忙な女性セッション・シンガーとして、60年代から70年代を駆け抜けたクライディ・キング。ソロ名義のレコーディングとしては実質的なラスト・シングルとなった75年の「パニッシュ・ミー」に続き、翌年、最後のオリジナル・アルバムとしてタイガー・リリーから『ラッシング・トゥ・ミート・ユー』(サード・ソロ)をリリース。キング関連のレア盤として、そのTL盤と共にマニアのあいだでよく知られているのが、ベイビー・グランドからの2作品、『ステップス・アウト』と本盤、ディスコ・レディーズ名義の『スリーズ・カンパニー』だ。前者はTL盤と収録曲が同じのジャケ違い盤だったが、後者つまり本盤は、そのアルバムから3曲(「ラヴィング・ユー・イズ・ソー・イージー」「ウーマン」「アワ・ラヴ・イズ・スペシャル」)の重複があるものの、これらはどうやらキング盤のバック・トラックを借用してミキシングに手を加え、さらに肝心のリード・ヴォーカルを別の女性シンガーのものに差し替えて制作されたものらしい。その意味で彼女のオリジナル・アルバムとしてはかなり疑わしい1枚でもあるが、それでもなお、特にレア・グルーヴ・マニアが探し求めているお宝盤であり、実際モータウン・カヴァー(オリジナルはミラクルズ)の「アイ・セカンド・ザット・エモーション」他、内容は充実。

 

Peter Chalmers / スーナー・ザン・トゥデイ

ピーター・チャルマーズは、ロンドン出身、カナダ、オンタリオ州南西部のシンガー・ソング・ライター。早い時期からギターを習得して、90年代初頭に亡くなるまで、生涯に4枚のアルバムを残している。最初の2枚、ファースト『フロム・ゼア・トゥ・ジャスト・アバウト・ヒア』(75年)とセカンド『レディ・アンド・ストレンジャー』(76年)は本シリーズで紹介済み。目線の低い庶民的な視点を持った温かみのある人柄が伝わってくるようなヴォーカルとギターがジム・クロウチを連想させるファースト。ほぼオリジナルで占められていたファーストに対して、英/アイルランド起源のトラッドも積極的にレパートリーに取り入れたセカンド。“ダッドガッド(DADGAD)チューニング”を駆使したアイリッシュ・チューンのアレンジには、ギタリストとしての非凡な才能がすでに開花していた。そして今回、残る2枚のオリジナル・アルバムがめでたく国内盤化。3作目、78年リリースの『スーナー・ザン・トゥデイ』は、EMI傘下のムーンシャイン(カナダ)から。セカンドに参加していたハワード・ラブキン(ベース)とデイヴ・クラーク(ギター)を引き続きバックに据え、オリジナルにトラッドを混ぜた構成は継承されている。女性ヴォーカルでクレジットされているジャネット・ラッセルは、80年代初頭にエジンバラのフォーク・サーキットでデビュー、88年の名作『ギャザリング・ザ・フラグメンツ』などで知られる女性トラッド・シンガー。

 

Dave Nordin / イン・マイ・マインド

カリフォルニア出身のダウナー・フォーク系シンガー、デイヴ・ノルディンの唯一のアルバム(オリジナル・リリース: 1971年)。オリジナル盤のリリース元は、サンフランシスコの北、マリンカウンティ、ケントフィールドのスモール・レーベル<スペシフィケイションズ>。アコースティック・ギターの幻想的な響き。ややハイ・トーンで透明感のある歌声。一切のスタジオによるギミックをほどこさず、ギター一本でオリジナルの12曲を淡々と紡いでいく。繊細かつ流麗なメロディは意外に耳に心地よく、シンプルな弾き語りながら、ある種の崇高な雰囲気と共に、歌も演奏も存在感抜群。白いキャンバスに鉛筆で描かれた自画像は、繊細でナイーヴなアーティストのパーソナリティを想像させる。ギターの爪弾きと孤独感を漂うわせる歌にプライベート・フォーク特有の陰影はあるものの、録音されたロケーションの影響なのか、それともアーティスト本人の資質なのか、ここには精神の暗闇に落ち込んでいくようなアシッド・フォーク特有の暗さはない。スキャットを織り交ぜたヴォーカルや適度にメロディアスな楽曲は洗練されたもので、ギターはそんな歌と寄り添うように表情豊か。まるで録音の場に居合わせたかのような臨場感も魅力だ。自分の作った歌のイメージをアルバム全体として表現できる才能は、やはりこの時代の<シンガー・ソングライター>としての資質そのもの。かつての西海岸サイケデリアの残り香も漂っていて、透明感もある歌声はジェシ・コリン・ヤングあたりともイメージが重なってくる。シンプルを極めたようなジャケットにピンときたプライヴェート系フォーク・ファンは是非!

 

Carm Mascarenhas / サムデイ・スーン

ヴァン・モリソン好きにもジャストなカナダのマイナー・レーベルからリリースされた知る人ぞ知るフォーク・サイケの逸品が初CD化(オリジナル・リリース:1975年/MASCANTA MUSIC)! カナダのシンガー・ソングライター、カーム・マスカレンハスが75年にリリースした本盤は、70年代のもっとも過小評価されているプライベート・プレス作品のひとつ。ジャズ的ビート感に裏打ちされたルーツ・ロック・サウンドは、そのレイドバックしたヴォーカルも含めて、『テュペロ・ハニー』期のヴァン・モリソンを彷彿とさせるような曲もある。作曲/アレンジ/プロデュースを本人が手がけ、さらに共同プロデューサー/アレンジャーとしてデイル・ラッセルがクレジットされている。ミュージシャン、プロデューサー、ソングライターとして今も活躍するデイヴ・ラッセルは、カナダ国内では知る人ぞ知る人物(1983年から2000年まではゲス・フーのメンバーとして活動)。録音はカナダ中部、マニトバ州ウィニペグにあるロード・レコーディング・スタジオ。ラッセルをはじめ、バックにもウィニペグ周辺で活動するミュージシャンたちが集められている。そのなかでも中核となるのがグレン・ホール(サックス)で、カナダのジャズ・シーンを代表するマルチ器楽奏者。70年代前半にジャズ・カルテット<ホール・ライフ・コミュニケイション・オーケストラ>を結成、このときのメンバーが、イアン・ガーディナー、ジム・ヒルマン、マーク・ラザフォードという本盤にそのまま参加している布陣。84年、伝説的アレンジャー/コンポーザーのギル・エヴァンスを迎えたセカンド『マザー・オブ・ザ・ブック』は、各方面から絶賛された。

 

The Richie Gilbert Ensemble / ザ・リッチー・ギルバート・アンサンブル

70年代初頭のニューヨーク(コールド・スプリング)で開催されたユダヤ人キャンプ仲間が同窓会的に集まって結成されたリッチー・ギルバート・アンサンブルの唯一のアルバム(オリジナル・リリース:1975年)。グループは<ヴォーカリスト>と<ミュージシャン>のふたつのセクションに分けられ、前者には、リーダーのリッチー・ギルバート以下、リビー・リントン、ダイアン・ジョーン・マーロウ、ラリー・パットン、ジェイ・ディー・ウィルソン、ジョアン・ウィルソンの6名(男性3人/女性3人)、後者には、こちらもギルバート(ギター)以下、ブライアン・ジョセフ・ハフ(ピアノ)、リビー・リントン(ギター)、ラリー・パットン(リード・ギター)、ブライアン・シェリック(ドラムス、ベース)、ジョン・ヴァーガス(コンガ、タンバリン)、ジェイ・ディー・ウィルソン(ギター)の7名がクレジットされている。すべてギルバートのオリジナル曲で、ヴォーカルをメインに、ややソフト・ロック/サイケ・ロック風味のモダン・フォーク調の楽曲が大半を占める。アルバム中、5曲([2][3][6][8][10])で女性メンバーがリード・ヴォーカルをとっているが、一方でボブ・ディランふうな歌い回しをする男性シンガーがいるのが(リリース年を考えると)なかなか面白い。プロの手を介さないシンプルなプロダクションながら、作品が生まれた背景にあるピュアなアマチュアリズムが眩しい逸品。

 

Charlie Brown / ポートレイト・オブ・ア・グラッド・マン

トーマス・ジェファーソン・ケイのホワイト・クラウド、エリック・ワイズバーグのデリヴァランス(ボブ・ディラン『血の轍』のNYセッションに参加)で最高に渋いプレイを聴かせたセッション・ギターの名手、チャーリー・ブラウンのセカンド作。(オリジナル・リリース:1971年)トーマス・ジェファーソン・ケイのホワイト・クラウド、エリック・ワイズバーグのデリヴァランス(ボブ・ディラン『血の轍』のNYセッションに参加)で最高に渋いプレイを聴かせたセッション・ギターの名手が、1971年に米ポリドールからリリースしたセカンド・ソロ。ボブ・ディラン&ザ・バンドの影響を受けたサウンド、味のあるヴォーカルも楽しめるルーツ・ロック派SSWアルバムの傑作(全曲オリジナル)。参加メンバーにも注目。ベースのドン・ペインは、オーネット・コールマン、ハービー・マン、スタン・ゲッツ、ジャッキー&ロイなどとの共演で知られる。1曲でクレジットされたズート・シムズは“ズート”の愛称で知られる(フィービー・スノウのファーストでの客演も有名)NY派ジャズ・サックスの巨人。

 

Larry Groce / ウィート・ライズ・ロウ

名盤ガイドブックでもお馴染み、テキサス出身のSSW、ラリー・グロスの最高傑作が遂にCD化(オリジナル発売: 1971年)。ラリー・グロスはテキサス州ダラス生まれのシンガー・ソングライターで、マイケル・マーフィー、B.W.スティーヴンソン、レイ・ワイリー・ハバードらは皆、ダラス近郊オーククリフ地区にあるW.H.アダムソン・ハイスクールの同級生。70年暮れ、RCA傘下でハリウッドに本拠を置くデイブレイク・レコーズと契約。同年リリースされたのが本盤(通算2作目)『ウィート・ライズ・ロウ』。ふんわりと包み込むようなアコースティックなサウンドと透徹した知性を感じさせる歌声。ヒットこそしなかったが、シンガー・ソングライター・ファンの間で密かに愛聴されてきたセンシティヴな名盤だ。プロデュースを手がけるワイルダー・ブラザーズは、LAを拠点に活動する3兄弟からなるプロデューサー・チームで、彼ら自身、レターメン・スタイルのソフト・コーラス・グループ<サウンズ・オブ・サンシャイン>としてレコーディングもおこなっている。全12曲中、4曲を除いてグロスのオリジナル。ボブ・ディランの[5]、ジェリー・ジェフ・ウォーカーの[9]、どちらのカヴァーもビタースウィートな感傷を湛えた美しい仕上がり。クラリネットやバンジョーをフィーチャーしたまろやかなカントリー・テイストにルーツ・ロック特有の臭みはなく、そのあたりも大きな魅力になっている。このあとデイブレイクでもう1枚、引きつづきワイルダー・ブラザーズ制作による『クレッセントヴィル』(72年)をリリースした後、76年、ワーナー・ブラザーズに移籍。そこでノヴェルティ・ソング「ジャンク・フード・ジャンキー」をヒット(ビルボード最高9位)させ一躍脚光を浴びる。

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