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特集 カラヤンとLPレコード

カテゴリ : Classical  キャンペーン  | タグ : クラシックLP 

掲載: 2016年04月04日 18:30

カラヤンとLPレコード

 「カラヤンを有名にしたのはレコーディングだった。おそらくストコフスキーを除いて、ほかのどの指揮者よりもレコード録音で作られた指揮者だ。レコード産業の専門家ではないのに、彼ほどレコードを研究する人を私は知らない。自分の気に入るニュアンスがあるかどうかとか、参考になるやり方があるかとか、してはいけない見本があるかとか、そういったことを知るために、有名な同僚指揮者のレコードの一小節一小節に耳を傾ける。新譜レコードの山をすっかり吟味し、部屋に持ち帰って少しずつ全部に耳を傾ける。『これを聴いて。どう、どう思います?』『《海》のここのところのミュンシュのテンポを聴きましたか。まったく驚き入ったものだ。いつか私たちもあれをやってみましょう。』『何をどこから取り入れたか、どこから何を取り入れたか認めることを、私は少しも恥とは思いません。』カラヤンはすべての人のすべてのステージごとに、その人のメトロノームの基準を暗記しているのではないかと思えるほどだ。」
(河村錠一郎訳『レッグ&シュヴァルツコップ回想録レコードうら・おもて』音楽之友社刊)

2016年4月5日は20世紀を代表する名指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908~1989)の108回目の誕生日です。ユニバーサル・ミュージックからは昨今のLPブームに乗って、彼の誕生日に合わせてLPレコードが2枚発売されます。1939年に当時のSPレコード(78回転30センチ盤両面に約9分を収録できるフォーマット)に初録音したカラヤンは、生涯にわたってレコーディングに熱心に取り組み、1982年にコンパクト・ディスクが開発された際は、その収録時間に影響を与えたことでも知られています。LPレコードのフォーマットには、彼がベルリン・フィルの首席指揮者に就任する直前の1950年頃から、ベルリン・フィルを完全に自らの“楽器”とし、インターナショナルな存在へと変貌させた1980年代まで、彼の絶頂期の演奏が刻み込まれており、かつ彼自身が選曲や演奏ばかりでなく、装丁や録音にも深く携わったものが多く、カラヤンとレコーディングの関係を知るうえで欠かすことができません。ここではそのカラヤンとLPレコードについて、近年のLPリリースを通して特集いたします。
(タワーレコード)

カラヤン&ウィーン・フィルのドヴォルザーク:交響曲第8番(DG)が約30年ぶりにLP復活!

1985年1月、ウィーンでのデジタル録音です。カラヤン存命中の1987年に初発売されたときは、LPレコードからCDへの移行期にあたり、両フォーマットが同時発売されました。その後ほどなくLPレコードは廃盤になりましたので、今回の登場は約30年ぶりとなります。当時、カラヤンとベルリン・フィルのコンビは30年目にあたっていましたが、1983年の女性クラリネット奏者、ザビーネ・マイヤー入団をめぐる軋轢でベルリン・フィルとの関係が悪化していたため、このレコーディングはウィーン・フィルと行われています。
(タワーレコード)

カラヤンの誕生日に発売!
後年よりテンポが速い《海》、官能的な《牧神》、圧倒的迫力の《ダフニス》

1964年3月、ベルリン、ダーレムのイエス・キリスト教会でのステレオ・セッション録音。ドビュッシーの交響詩《海》はベルリン・フィルとの計4度ある正規録音の第2回目のもの。先の『レッグ&シュヴァルツコップ回想録』にあるように、カラヤンが他の指揮者のレコードも研究した上で録音したことが証言されています。後年の録音よりもテンポが速く、演奏時間がぐっと短いことも注目されます。ドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』はベルリン・フィルとの3度の正規録音のうちの最初のもの。ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』からの影響が色濃いこの名曲に、ワーグナーを得意とするカラヤンが示す官能性は作品にふさわしく、首席奏者カール=ハインツ・ツェラーの抜群に上手いフルート・ソロも聴き物です。ラヴェルの『ダフニスとクロエ』第2組曲は2度の正規録音のうちの最初のもの。「夜明け」の部分の圧倒的な迫力はこの名コンビならではです。
(タワーレコード)

カラヤンの誕生日に発売!
シンフォニックでドラマティックな《展覧会の絵》&《ボレロ》

1966年3月、ベルリン、ダーレムのイエス・キリスト教会でのステレオ・セッション録音。《展覧会の絵》は4度ある正規録音の2度目のもの。先のドビュッシー《海》のテンポが後年の録音よりずっと速かったのとは対照的に、この《展覧会の絵》はじっくりしたテンポで進めたもので、冒頭から当時のベルリン・フィルのブリリアントな迫力を駆使して、スケール大きく、ドラマティックな演奏を成し遂げています。《ボレロ》は3度ある正規録音の最初のもの。3度とも16分前後というやや遅めのテンポを取り、シンフォニックに、ドラマティックに演奏を進めるのがこの曲のカラヤン流儀のようです。DGのステレオ・アナログ録音のコンサート・リアリズムに徹した録音が、この盤の価値をいっそう高めています。
(タワーレコード)

カラヤン因縁のデジタル・ライヴによるマーラー第9がLPレコード初登場!

1982年9月30日、「ベルリン芸術週間」におけるベルリン、フィルハーモニーザールでのデジタル・ライヴ録音です。カラヤンは1979~80年に同じマーラーの交響曲第9番をセッションでアナログ・ステレオ録音し、1981年にLPレコードで発売したばかりでした。背景にはライヴァル、レナード・バーンスタインの存在。バーンスタインは1979年10月に「ベルリン芸術週間」でベルリン・フィルと同曲を演奏し、FM放送などで世界に広く放送され、その一期一会の熱演ぶりが大きな評判をとっていました(ずっと後、1992年になって放送音源から初CD化されました)。カラヤンは民用化されたばかりのCDに、更に迫真の演奏の、更に磨きをかけた解釈を残すべく、デジタル・ライヴ録音を行ったのでした。したがって、長く1979~80年録音はCD化されず、逆に1982年録音はLP化されなかったのですが、2015年にこのLPレコードで世界初LP化されました。
(タワーレコード)

世界的ベストセラーとなったカラヤン&ベルリン・フィルによるベートーヴェン:交響曲全集

「1961年12月から翌年11月にかけて、すでに一度モノーラル録音したベートーヴェンの交響曲全9曲を今度はステレオ録音している。これは彼のレコードの中で最高の売上げを示した。交響曲第5番のLPだけでも、1977年までに120万枚が売れた。これはクラシック音楽の分野では珍しいことに、カラヤンとベルリン・フィルの『ゴールデン・レコード』となった。これこそカラヤンにとって、彼の意図する音楽の『民主化』を成功させるべき基盤ができたことの証拠となった。」
(バッハマン著 横田みどり訳『カラヤン 栄光の裏側に』音楽之友社刊)。

1977年、東京・普門館での記念碑的なベートーヴェン・シリーズがLP化!

TOKYO FMに奇跡的に保存されていたカラヤン&BPOの1977年ステレオ・ライヴによるベートーヴェン・シリーズのLP化(分売)です。1977年はベートーヴェンの没後150年の記念年にあたり、来日したカラヤンとベルリン・フィルは東京・普門館でベートーヴェンの交響曲全曲の連続演奏会を行いました。この模様はTOKYO FMにより、当時のプロデューサー東条碩夫氏(現・音楽ジャーナリスト)と日本が誇る名エンジニア若林駿介氏により全曲ステレオ録音で収録され、2010年に初CD化された際は、熱気に満ちた演奏と良好なステレオ録音が大きな話題となりました。このうち、「運命」「田園」はFM未放送で、2010年のCD発売の際に初公開されました。
初LP化は2013年で、ベートーヴェンの交響曲全9曲がBOXで限定発売されましたが、瞬く間に品切れとなりました。今回の分売シリーズが2度目のLP化となります。但し、ワイセンベルクをソロに迎えたピアノ協奏曲第3&5番ライヴは、今回が初めてのLPリリースとなるもので、既に2013年の全集BOXをお持ちの方も必携アイテムなっています。
(タワーレコード)

 

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