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「美術展 × クラシック音楽」がおもしろい!

「美術展 × クラシック音楽」がおもしろい!



美術をきっかけにクラシック音楽に触れてみませんか?

近年積極的に行われ、関心が高まりつつある美術展とクラシック音楽のコラボレーション。こちらのページでは、音声ガイドで実際に使用されたCDや、ミュージアムショップで販売されている(されていた)CD、また展覧会の企画内容と関連性のあるCD等をご紹介します。選ばれたアルバムは音楽的内容はもちろん、装丁まで含め上質なものばかり。売り切れで買えなかった、気になっていたCDがあとから欲しくなった……という場合にも、ぜひご活用ください。




はじめに

音楽も、絵も、ひとつひとつ「背景」があって生まれたもの。その「背景」が重なりあうもの同士を一緒に並べてみると、両者がいっそう深く面白く感じられてくるかもしれません。16世紀はじめのイタリアで生まれたルネサンス美術には、ちょうど同じころ同じイタリアで生まれた音楽を。20世紀初頭を生きたベルギー人画家マグリットには、フランス音楽と似ているようでまた少し違う、同じ頃のベルギーの音楽を。

その逆もまた、面白いものです。

スペイン音楽の大家アルベニスが生きた時代のバルセロナが、まさに大建築家ガウディがあの町の重要な建物を創っていたころだった……と気づくとき、またベートーヴェンの新作をクレメンティがロンドンで楽譜出版していた頃、若きターナーが風景画を描きはじめていた……と知ったとき、音楽はさらに立体的に、精彩鮮やかに感じられてくるのではないでしょうか。

このページに載っている音楽で、好みのものがあったら、関連した展覧会に行ってみたり、画集を眺めてみたりすると、また気づくことがあるかもしれません。どうか、いろいろな「点」と「点」がつながって、それぞれにもっと面白くなってゆきますように。

(株式会社マーキュリー)

 



【更新情報】
11月18日:「ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生展」「モネ展」「フェルメールとレンブラント展」の情報を掲載しました。 


 

フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展
【京都市美術館】(2015年10月24日-1月5日)
【森アーツセンターギャラリー】(2016年1月14日-3月31日)

「美術展 × クラシック音楽」がおもしろい! 「美術展 × クラシック音楽」がおもしろい!!

 Johannes Vermeer 1632–1675, Young Woman with a Water Pitcher
Rembrandt van Rijn 1606–1669, Bellona
 


— オランダ17世紀は、美術における黄金時代。商売上手のオランダ人たちが国を豊かにし、当時のオランダではどんな慎ましい暮らしの人でも必ず版画や絵画を家庭に飾っていたそうです。その豊かさの反映は、音楽にも…楽器を弾く人を描いた写実的な名画が多く、クラシック音楽のレコードやCDのジャケットにもオランダ絵画はしばしば用いられてきました。しかし、じっさいの「17世紀オランダの音楽」となると、思いのほか音源が見つからない…この美術展の音声ガイドでも抜粋が使われているこれらのアルバムが、絵画世界そのままの音楽がどれほど見事だったか、縦横無尽に楽しませてくれます。各・日本語解説付。

 


《音声ガイド使用CD》



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【東京都美術館】モネ展 「印象、日の出」から「睡蓮」まで
(2015年9月19日-12月13日)

「美術展 × クラシック音楽」がおもしろい!

 Claude Monet 1840–1926, Les tuileries 


— 印象主義絵画の考え方は、音楽の世界にも独特の影響をおよぼしました。絵画の世界でその手法を最大限に活用してみせ、無数の名画を生んだのがモネ。一連の美しい睡蓮の絵をはじめ、画集や画像ファイルではなかなかその美質が再現できないのも、こうした色合い・素材感が命の油彩画の悩みどころ。「生」でこそ、とは音楽にも通じる一面なのかもしれません。とはいえ、その絵画世界に出会いながら当時の(フランスの)音楽を聴ける体験というのは、録音物あればこそ、のことでもあり――会場の音声ガイドのBGMには、これらのアルバムから音源が選ばれています。

 


《音声ガイド使用CD》



《おすすめCD》



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【Bunkamuraザ・ミュージアム】ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生
(2015年9月9日-12月7日)

— ウィーン美術史美術館には、バロック音楽の歴史のうえでも重要な役割を果たした17世紀ハプスブルク家歴代皇帝たちの、美術面における慧眼の鋭さを伝えてやまないコレクションが多数。その後のコレクションも含め、今回渋谷で行われている展覧会では、当時の人々の目がどんな世界を見ていたのか、その画法の鑑賞とともに追体験できる名作が多数揃えられています。音声ガイドを使えば、ヴィヴァルディを聴きながら18世紀のヴェネツィア風景を眺めたり、16世紀にタイムスリップするかのようなリュート音楽を楽しんだり…といったことも。そこで使われているのが、これらのCDからの音源なのです。

 


《音声ガイド使用CD》



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エリック・サティとその時代展
【浜松市美術館】(2015年9月12日-11月1日)
【Bunkamura ザ・ミュージアム】(2015年7月8日-8月30日)

エリック・サティとその時代展 
Erik Satie en 1909 

— 20世紀への転換期に活躍した異端の作曲家サティ。ウィットに富む一方でなんとも捉えどころのない音楽を多数作曲し、自らを"音響計測家"と呼んだ彼は、意識して聴く必要のない「家具の音楽」の概念を提唱し、またドビュッシーやラヴェルらに影響を与え、調性や小節線といった既存の概念が崩されてゆくきっかけを作りました。展覧会ではピカソやブラック、マン・レイらとの交流にも光が当てられ、サティの新たな側面を浮かび上がらせています。

 


《おすすめCD》

サティ:ピアノ作品集(コーエン/1855年頃製エラール・ピアノ) ひんやりとしたサティのピアノ音楽を、サティが生まれるよりも少し前につくられたエラール社のピアノで。月明かりのような、ほのかに温かみのある音色が特徴です。冷たく無機質になりすぎない、優しいサティをお楽しみください。初めての一枚としてもお薦めです。


サティ:バレエ音楽全曲&ピアノ作品からの編曲集(アブラヴァネル) ちょっと意外な名盤。DISC1にはサティの書いた三つのバレエ音楽《パラード》《メルキュール》《本日休演(ルラーシュ)》に加え《風変わりな美女》《「真夏の夜の夢」のための5つのしかめ面》が収録されています。DISC2はアルバムタイトルにもなっている『サティへのオマージュ』であり、ドビュッシー編曲の《ジムノペディ》、プーランク編曲の《グノシエンヌ》他、ミヨー編の《ジャック・イン・ザ・ボックス》、ロラン=マニュエル編の《星たちの息子》、デゾミエール編の《梨の形をした3つの小品》、作曲者自編の《馬の装具で》を収録。音の良さも特筆されます。


>>>まだまだあります!こちらをご覧ください!

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レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展
【京都文化博物館】(2015年8月22日-11月23日)
【東京富士美術館】(2015年5月26日-8月9日)

レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展

 Leonardo da vinci 1452-1519, Battle of Anghiari (Tavola Doria)

 


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マグリット展
【京都市美術館】(2015年7月11日-10月12日)
【国立新美術館】(2015年3月25日-6月29日)

 

— 20世紀初頭を生きたベルギーの国民的画家、ルネ・マグリット(1898-1967)。物のイメージを本来の在処から切り離すことで、新たな表現(独自の芸術)を生み出しました。こちらの展覧会では初期から晩年までの約130 作品が年代順に並んでおり、マグリット作品の変遷をたどることができます。神秘的なマグリットの世界には、どんな音楽が流れているのでしょうか。

 


《音声ガイド使用CD》

『アンドレ・スーリの音楽世界~ベルギー近代、シュルレアリストたちと~』 マグリット展の音声ガイドで妙に印象に残る音楽が用いられ話題となった、ベルギー(マグリットと同郷)の作曲家アンドレ・スーリ。シュルレアリスム運動に参加し、ブーレーズを見出したことでも知られます。彼はサティやストラヴィンスキーに傾倒し、どこか乾いた、味わい深くも不思議な音楽を作り出しました。「ダイヤモンド製新聞」のようなタイトルに惹かれる人に特にお薦めしますが、器楽だけではなく歌や朗読もあり、ルネサンス音楽に始まり日本の和歌・俳句で終わる、とにかくユニークなアルバム構成となっていますので、幅広くさまざまなリスナーに楽しんでいただけると思います。演奏はダネル四重奏団をはじめベルギーの実力派が参加、トランペットやハープのみならず、なんと手回しオルガンまで登場します!

 



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【国立新美術館】ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄(2015年2月21日-6月1日)

ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄

 Johannes Vermeer 1632–1675, El astrónomo

 


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【Bunkamuraザ・ミュージアム】ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美(2015年3月21日-6月28日)

ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美

 Sandro Botticelli 1445-1510, Annunciation of San Martino alla Scala

— 15世紀フィレンツェの芸術は、貿易と金融業により財をなしたメディチ家の力なしには生まれませんでした。こちらの展覧会では、銀行家・政治家として台頭したメディチ家の寵愛を受けた画家、ボッティチェリ(1445-1510)の作品を中心に、同時代の作品や史料が数多く展示されています。展覧会は「フィレンツェの富と美」という副題の通り、当時の"経済と芸術支援の関係"に焦点が当てられていますが、そこで対象となったのは美術家だけではありません。例えばメディチ家はハインリヒ・イザーク(1450頃-1517)のような音楽家も支援しています。彼は1493年までメディチ家に仕え、《"ラ・スパーニャ"によるミサ曲》《ラ・ミ・ラ・ソの調べ》などの作品を作曲しました。(これらは下記CD『イザークの音楽世界』で聴くことができます。)フィレンツェのルネサンスは、メディチ家と数々の芸術家によって華やかに彩られていたのです。

 


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【横浜美術館】ホイッスラー展(2014年12月6日-2015年3月1日)

ホイッスラー展

 James McNeill Whistler 1834-1903, Crepuscule in Flesh Colour and Green : Valparaíso

 


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【静岡市美術館】ロイヤル・アカデミー展(2014年12月6日-2015年1月25日)

ロイヤル・アカデミー展

 Sir Joshua Reynolds 1723-1792, Theory

 


《音声ガイド使用CD》


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>>>これより過去の展覧会情報はこちら

 


《参考リンク》
音楽CD・LP・SACD等の輸入・販売および製作のマーキュリー

《オススメ情報》

美術展チケット半券の保管にも!『タワレコオリジナルチケットファイル』

TOWER RECORDSチケットファイル

カテゴリ : キャンペーン Classical | タグ : ライフスタイル

掲載: 2015年11月18日 18:00

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