【J-POPを極める】第2回:ロックな女性ヴォーカリストを極める!
ロックな女性ヴォーカリストを聴こう!
音楽をより深く楽しんでいただくための特別企画「極めるシリーズ」。J-POP第2回は「ロックな女性ヴォーカリスト」がテーマ。バイヤー厳選のアイテムを、コメントや紹介動画とともにお楽しみください。
1.シーナ & ザ・ロケッツ『Captain Guitar and Baby Rock』
〈女性ロックヴォーカリストといえばこの人!〉
女性ロックヴォーカリストというと、シーナ&ザ・ロケッツのシーナさんのことを一番に頭に浮かべる方も多いのではないでしょうか。本作は、86年10月の渋谷&名古屋でのライヴから20曲を収録したライヴ盤。“ユー・メイ・ドリーム”“LEMON TEA”など代表曲が収録されたベスト盤的な内容でもあります。ゲストに迎えた山口冨士夫のギターもいいスパイスとなっています。病を押してぎりぎりまでステージに立ちロックを歌い続けたシーナさん、パワフルな歌声はこれからも多くの人を鼓舞し続けるでしょう。心よりご冥福をお祈りします。
2.本城未沙子『1984-1985 Complete Best』
〈魔女伝説!〉
1982年にテイチクよりデビューした日本初のヘヴィメタル・クイーン本城未沙子。デビュー・アルバムの『魔女伝説』はLOUDNESSのがサポートしているだけあって、本格的なヘヴィメタルサウンドに仕上がっている。そのデビュー・アルバムを含む「魔女伝説三部作」以降のテイチク在籍時のアルバムをまとめた2枚組ベスト盤。
3.THE VOICE & RHYTHM『ボイスればリズムる!!』
下北のジャニスの異名をとった金子マリが参加するTHE VOICE & RHYTHMが1983年にジャパン・レコードよりリースしたデビュー・アルバム。サウス・トゥ・サウス、ソー・バッド・レビューなどを経た辣腕のソウル/ブルーズ奏者が繰り出す強烈なファンクに、金子マリのソウルフルなヴォーカルが絡み、とびっきりのグルーヴが生み出されます。
4.GLIM SPANKY『褒めろよ』
「FUJI ROCK FESTIVAL ’15」への出演も決定した男女2人組みロック・ユニットGLIM SPANKY。ロックとブルースを基調としながら新しさを感じさせるサウンドが魅力。ハスキーなヴォーカルはロック好きのハートをがっちりつかむはず!? 水原希子が出演するSUZUKI『ワゴンRスティングレー』CM曲でジャニス・ジョプリン“MOVE OVER”のカヴァーも収録。これはかなりハマっているのではないでしょうか?
5.Drop's『DAWN SIGNALS』
高校の同級生同士で結成されたブルース・ロック・バンドDrop's。迫力のあるヴォイスでバンドを引っ張っていくのがヴォーカルの中野ミホ。女性版チバユウスケというのはほめ過ぎか?ただ、それだけのポテンシャルを秘めたヴォーカリストであることは間違いないでしょう。今後の活躍が期待される若手女性ヴォーカルの一人。
6.SHOW-YA『Outerlimits』
女性ハード・ロック・バンドの代表格SHOW-YA。“限界LOVERS”や“私は嵐”など収録した1989年リリース作品。
7.アン・ルイス『LOVE&PEACE&ROCK'N ROLL』(タワーレコード限定)
“六本木心中”等ヒット曲も収録した初のライブ・アルバム。
8.麻生レミ『オウン・ラインズ』
内田裕也とザ・フラワーズとしてデビューした女性シンガー麻生レミのソロ作。
9.シシド・カフカ『カフカナイズ』
バラエティ番組にも出演するなど注目を集める"歌うドラマー"こと、シシド・カフカのファースト・アルバム
10.LAZYgunsBRISKY『LAZYgunsBRISKY』
2012年5月12日に解散してしまった4ピースガールズロックバンド。今作では初の日本語詞にチャレンジし、エポックメイキングで新機軸なさウンドを展開。
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